Wednesday, December 31, 2008

ゆく年来る年

2008年もあと4時間ほどです。毎年思うんですが、1年たつのが早すぎます!これは年をとったということなんですかね。

今年は日本帰国、そして転職という人生のターニングポイントがありました。数年前は想像もしていなかった状態にいるわけですが、私は自分にとって最良の決断をしたんでしょうか。まだ迷うときもちょっとだけあります。でも、その答えは私がこれからすることでしか出せないんですよね。誰か他の人がぽっと答えを出してくれればどんなにラクか。でも、自分で選んだ道。後悔することないようにがんばります。

まあ、少なくとも、NON STYLEのM-1優勝の瞬間と関ジャニ∞のコンサートが見れたっていうので、帰ってきた甲斐があったというものです。

来年はどんなことがあるんかなあ。まずは1/7にやってくる新しい学生に会うのが楽しみです。その前に来学期の準備をせねば...。

それではよいお年を!

Monday, December 22, 2008

京橋花月デビュー

S大学のJ先生が冬休みで一時帰国していて、一緒に京橋花月に行ってきました。先月末にうめだ花月の代わりにオープンしたばかりの劇場で、楽しみにしていました。京橋はなじみのない場所なんで、どんなことかな〜と思っていたら、えっらい地味でした。
 
左が京橋花月が入っているKiKi京橋というビル、そして右がその周辺です。地味やありません?もっとにぎやかなんかなと思ってたんですが、こんな真っ黒の窓のないビル...。見つけにくいったらありゃしない。

京橋花月はこのビルの5階にあります。劇場の大きさは500席。すごくこじんまりしたところです。そこの前から4列目で見ました。内容はというと、ヘッドライト、ダイアン、千鳥、月亭方正(山崎邦正)、$10、辻本SP(新喜劇座長の辻本茂雄他4人のコント)、メッセンジャー、西川きよし、そして内場勝則主演の新喜劇。チケットをとった時はフットボールアワーが出る予定やったんですけどね〜(だからとったんですが)、千鳥になってしまった。

今回は見たことがあるネタが少なくてよかったです。でも、おもしろかったんは見たことあるやつでした(笑)。やっぱりメッセンジャーは上手いです。アンパンマンのネタで、たたみかけるように黒田がボケてあいはらがツッコむ。うーん、あの間は絶妙です。それから注目はダイアン。おすそわけのネタでしたが、テレビで見たやつとは違ってボケの西澤がけっこうツッコミの津田を困らせてて、笑えました。

休憩後の新喜劇では、すんごい間の取り方が悪い俳優がいて共演者が困ってたのがめちゃくちゃ笑えました。あれってアドリブなんかなあ。新喜劇やったらああいうのも計算通りという可能性も...。何せ50年の歴史がありますからねえ。

ところで、劇場で味の素の麻婆豆腐の素とステッカーをもらいました。来週も行くんですが、またもらえるんかな。

Sunday, December 21, 2008

おめでとう!!!

NON STYLE!!!
NON STYLE!!
第8代目M-1チャンピンです!

すっごく好きな若手コンビなんですよ〜。めちゃくちゃうれしいなあ。優勝決定の瞬間、石田(ボケ、白い方)がすっごく泣いて、「よかったなあ」なんて、大阪のオバチャンみたいな気持ちになりました(←自分の親戚の子みたいに思ってしまう)。

私事ですがあまりコント漫才は好きじゃないんですが、NON STYLEはテンポがいいんで好きなんですよね(同じ理由でアンタッチャブルも好き)。応援していたコンビが優勝して、うれしいです。

他はね...キングコングと笑い飯、残念。ダイアンがパワーアップしててよかった。U字工事、栃木弁ですばらしい。ナイツの微妙な勘違いボケはいけてます。オードーリー、春日が気持ち悪いだけ?ザ・パンチは...無言。以上、勝手な感想でした。

ちなみに明日、京橋花月でダイアン見ます。そして遂に、来週、NON STYLEを生で見ます!!!

終わった...ほっ。

前回のポストは2週間以上前ですね。うーん、何があったのかしら?あ、学期末です。

12月12日に期末試験があり、その後採点して成績出して...ってしてたら、すぐに学期最終日の17日になりました。その日は1学期だけの留学生とのお別れパーティーがありました。各クラスの代表者があいさつをしたのですが、私が担当したクラスの学生は「yukki先生のおかげで日本語が新聞や小説が読めるようになりました。どうもありがとうございました」と言ってくれて、ちょっとじ〜んときました。

振り返ってみると、正直言って立ち止まって考える暇もなく、ただひたすら走った1学期でした。最初のうちこそ「ここのプログラムはこういうふうにしてたみたいだから...」と考えて授業内容を決めることが多かったですが、途中からふっきれてちょっとだけですが自分がやりたいことを取り入れられたと思います。女性のイメージについて考えたり、漫画を分析したり...そういうことをしている中で、私には伝えたいことがあるんやなあと実感しました。それとピタリと合致したのが、Yuriさんに勧めてもらった「日本語はだれのものか」という本です。
うーん、これって3年も前に出版されていたんですね。私のアンテナ、感度鈍すぎ。


「日本語はだれのものか」ーーー著者らは使う人のものだと言っています。私もそう思います。日々日本語ということばを使ってコミュニケーションしている学生たち。通じること、通じないこと、いろんなことを経験していると思います。そんな中で、相手が言っていることがわからなかったり、相手にわかってもらえなかったりなど、できないことに焦点があたってしまい、「自分の日本語が正しくないから」とか「不十分だから」とか考えてしまっていないだろうか...。そんなこと考えている学生がいるかどうかわかりませんが、「正しさ」を重視する学生がいるとは思います。そんな学生に、「日本語って何だろう?正しいって何だろう?誰が「正しい」日本語を話すの?誰がその「正しさ」を決めるの?日本語って誰のもの?」ということを考えてほしいです。

だから、来学期の私のテーマは、上の本のタイトルと同じく「日本語はだれのものか」。リービ英雄や李良枝の作品を読んだり、歴史的な日本語の変遷をからめたり、ちょっと冒険をしようと思っています。さて、どうなることやら。
ぼんやりしていたものが、ちょっとだけですが輪郭が見えてきたような気がします。

Thursday, December 04, 2008

収穫あり

前回はへろへろになってACTFLに行き、イルカならぬ「しゃちほこ」ホテルに泊まった話をしましたが、ダテにへろへろになったわけではありません。Yuriさんの恩師であるマサチューセッツ大学アマースト校のテレサ・オースティン先生と同僚の方がなさった発表からアイデアを(ほぼそのまま)拝借し、授業をしました。

始まりは、私が「今学期の最後に何がしたい?」と授業のアイデアを募集したところ、ある学生が「漫画が読みたい」と言ったことでした。その学生は『絶対彼氏』などいくつか読む作品をあげていたのですが、全部連載ものだったのでいい読み切りを探していました。そんなとき、オースティン先生の発表で『ダーリンは外国人』(小栗左多里著)を使ったクリティカル・リテラシーに基づく活動を学びました。好きな食べ物をもらったらすぐ食べる犬みたいな(?)私は、「こりゃあいいや」と飛びつきました。そして帰国後、「漫画を読む」という授業で『ダーリンは外国人』の「お引っ越しの落とし穴」を使い、オースティン先生の活動をやってみました。ちなみに「お引っ越しの落とし穴」は、外国人である「ダーリン」と一緒に住むアパートを探している作者(日本人)が、不動産屋に「外国人はだめ。漫画家もだめ」と差別され、住むところを見つけるのに苦労したという内容です。

内容を確認した後、学生に予習として
  1. どんな人がこの漫画を読むか
  2. この漫画のテーマは何か
  3. 作者が使っている絵やことば、他の要素はこのテーマをどうやって伝えているか
  4. この漫画にはどんな文化的な情報が含まれているか
  5. この漫画の作者だたら、テーマをわかりやすくするために他にどんな情報を加えるか
  6. 自分が同じような漫画を書くとしたら、どんなふうに描くか
という点を考えてきてもらいました。クラスではそれを基に、3人グループで話し合ってもらい、それを全体で話し合いました。

いやー、学生は鋭いです。例えば3については...
  • 登場人物の表情(悲しい表情)と横に書いてある説明(擬態語のことか?)
  • 外国人のダーリンのせりふは長くて難しい言葉を使っているし、正しい日本語だが、日本人である作者のせりふはそれに比べるとそうでもない
  • (授業では出なかったけれども予習シートにあった回答として)大きいフォント/手書きの字で作者の気持ちを表している
全体の話し合いでは「ガイジン」で盛り上がりました。「「ガイジンはだめ」と不動産屋が直接言っていて、すごく差別的」という意見が出たとき、そのことばと表記の仕方についていろいろな意見が出ました。「カタカナで書いてあって、「外国人は日本人とは違うんだ」という感じがする」「「ガイジン」は「外国人」より悪い意味があると思う。アパートへの入居を断る台詞でそれを使うことで、外国人について悪いイメージを出している」と学生が言うと、別の学生は「私のアメリカの大学の日本語の先生は「外人」って言ってた。そんなに悪いの?」と問いかけ、そこから「foreigner」「outsider」という翻訳語との関係にも話が及びました。

他にも面白い意見として、「落ち込む作者にダーリンがコーヒーを急いで持って来ているコマがある。これは「外国人はうるさいし、家賃を踏み倒す」といったような悪いイメージに反対するために、「気配りができるいい人」というイメージを出しているのでは」というのがありました(ただ、これはダーリンが作者のパートナーということで、好きな人にやさしくしているだけかも...という感もありますが)。

ここで時間をとったため、4以降の質問についてあまり話すことができなかったのが残念です。学生が予習シートに書いた答えを読むと、「日本での部屋探しに必要なこと(保証人など)」「日本人の外国人のイメージ」「日本にはまだ差別がある」などがあがっていました。

この漫画を上手く料理できただろうか... いつも思うんですが、学生が言う意見をその場できちっと受け止めてどう学生に返していけばいいのか、非常に難しいです。でも、思った以上に活発な話し合いができたので、これからもこういう実践をしていきたいと思います。

Tuesday, November 25, 2008

ACTFL @ Orland, FL

毎年恒例、ACTFLに行ってきました...3泊5日で。最初は2泊4日のつもりだったんですが、最低3泊しないと正規航空運賃を支払わなければならないそうで、職場に無理を言って3泊にしてもらいました。結果、3泊でもきつかった。ということは、2泊だったら死んでました。

発表はフロリダ州オーランド。ディスニー・ワールドがあるところです。学会会場も関連ホテル内でありました。私はディスニー・ランド等には全く興味がないのでどうでもよかったんですが、天下のディズニーやからちゃんとしたとこやろ〜と思っていたら、ちょっと期待はずれでした。何がって、まわりになーんもなくて食事はホテル内のアホみたいに高いレストランで摂るしかないし、ホテルの装飾はちょっとイケてないし...。

  

左が「Swan」、右が「Dolphin」です。なんかさっぶ〜いと思いません?特に右のほうはどう見ても「しゃちほこ」(詳細はYuriさんのブログで!)

会場はイマイチでしたが、Yuriさんと私の発表は上手く行きました。土曜の朝8時という過酷な(?)時間だったにもかかわらず、15人ほどの方が来てくださいました。「クリティカル・リテラシー」の考え方に共鳴してくださる方ばかりで、「日本語教育も変わったなあ」と思いました(って、新参者の私が言うのもなんですが)。

さて、来年の会場はサンディエゴ。オーランドより近いですが、きっと行かないでしょう。ここ数年はずっと行っていたので残念ですが、やっぱり3泊5日はつらすぎる。

Sunday, November 16, 2008

クリティカル・リテラシー:メディアが作る女性のイメージ(きっかけ編)

クラスでは大きなトピックに基づいて読み物やビデオを選び、教材として使っています。

「食生活」では、Yuriさんにもらった「AERA」の記事「友食」を読みました。この記事は、最近、家族で「夕食」を食べず、コンビニなどで友達と食事する「友食」が増えているという内容で、その背景は、うちでごはんを食べない子供の親が「共働きだから」「母親が忙しいから」と書かれていました。

また、「教育」というトピックである報道番組の特集を教材として使いました。その特集は子供のしつけの問題を取り上げたものだったのですが、その中で専門家が「祖母から母へ智恵が伝わってない。それが家庭教育力の低下につながっている」と言っていました。

この2つに学生が反応して、テレビ番組を見終わった後で「どっちも女を攻めてる。女性差別だ」と発言しました。この時、ちょっと授業時間が終わりに近づいていて、それを取り上げる時間がなかったんでが(言い訳ですね)、「ああ、鋭いなあ」と思いました。

で、「職業」のユニットのときに、これまたYuriさんがくれた「AERA」の記事で「就職活動で目覚めて男を捨てる女子学生」という記事を使いました。記事の内容は、その題名の通り、「就職活動で自己分析をして自立心を持ち、今の彼氏を不満に思って別れた」というものでした。私は最初、「男が情けないっていう記事やな」と思っていました。でも何回も読むうちに、「別れ話を切り出した女子学生が悪いみたいに書いてへんか?アホみたいに書いてへんか?」って思い出してきたのです。だって、自己分析するまでは「目覚めて」いないし、その後は男を「捨てて」るし。その上、記事は助け合って就職活動をしているカップル、しかも男のほうが先に就職決まってるという話で終わっていて、それが「悪い話ばかりではない」というふうに紹介されているのです。

私はこの記事を読んでムカついた時、学生の「女性差別だ」という発言を思い出しました。そして、この「就職活動」の記事を読む時に、もう一度学生のコメントを取り上げたいと思いました。

で、Yuriさんに相談して、「メディアが作る女性のイメージ」という授業を行いました。

(続く)

クリティカル・リテラシー:メディアが作る女性のイメージ(実践編)

まだ「きっかけ編」をお読みでない方は、そちらからどうぞ。


学生の「女性差別だ」というコメント、そして私の記事へのムカつきから始まったこの実践は、記事の内容理解を含めて合計4時間(50分 X 3コマ)かかりました。
  1. 「就活」の記事前半を読んで、内容を理解する。
  2. 「就活」の記事後半を読んで、内容を理解する。
  3. 宿題で考えてきてもらった「就活」の記事の中の女子学生、「友食」の記事の女性(母親)、「しつけ」のビデオの中の女性(母親、祖母、女性教師など)のイメージについて、グループで話し合う。宿題では、「「就活」の記事の女子学生は、自己分析の前後でどんなイメージ?」「「友食」「しつけ」に出ている女性はどんなイメージ?」という質問の後、「そのイメージは本当か?」「そのイメージはどこから来ているのか?」「そのイメージは、「どうしてそのイメージが作り出されているのか?」の3点を考えてもらいました。この日は10人を3つのグループに分けて宿題をもとに意見をまとめ、模造紙に書いてもらいました(このテクもYuriさん直伝)。
  4. グループの話し合いの結果を発表し、その後クラス全体で話し合う。

3までは順調だったんですよ、3までは...。例えば、学生からは次のような意見が出ました。
  • 女性の役割変化が家庭の乱れを引き起こしている=女性が悪いというイメージ。マスメディアは現在の問題を大げさにして、その原因を探すために「女性が悪い」というイメージが作られている。
  • 女性のイメージは悪い(不安定、浅い、いつも女性の責任)。記事を書いた人がイメージを作り、それを読んだ人がまたイメージを作る。悪いイメージは男性も女性も作っている。例えば、主婦がいいと思っている女性は、「働く=善」になると自分の立場が悪くなる。だから、働く女性に悪いイメージを与えることで、自分のイメージをよくしようとしている。
  • 「家=女性」というイメージ。昔のほうがいいという意見の人がイメージを作っている。変化に対応するのは大変だから、変化を悪く見せて対応するのを避けている。
これらの意見を聞いて、ああ、批判的に読んでくれたなあと思いました。このすばらしい意見をもとにさらに考察を深めていくような話し合いをリードするのが私の役目だったんですが...なんだかまとまりのないディスカッションになってしまいました。すでに話し合った事項をまた話し合うという感じになってしまったのが、大きな反省点です。特に、「どうしてそういうイメージが作られているのか」という点をもう少し考えたかったのですが、その前の2つの質問を再度なぞるなどという愚行を犯してしまい、「どうして」までたどり着けませんでした。とほほ。学生の意見をまとめ、ある方向に向くように導いていく(答えを誘導して引き出すという意味ではなく、疑問を提起するようにしむける?といったような意味です)というのは本当に難しいです。

結局、「メディアっていうのがイメージを作ってるんだ。そういうことを考えながらメディアと付き合ってほしい」と私の意見を言って締めるという中途半端な実践になってしまいました。でも、やってよかったと思います。教師である私は、漫然と教材を受け取るのではなく、批判的に読み解くことを期待しているんだということが伝えられたと思います。まあ、学生に聞いたら、きっと「そんなこと、言われなくてもやってるよ」とか言うんでしょうがね...。

Friday, November 14, 2008

学生のブログ

今学期も学生に個人目標を設定してもらっていますが、その中でブログを使っている人が3人います。2人は歌詞の翻訳を、1人はなんと政治についてポストしています。定期的にポストするのはなかなか大変なようですが、もしよかったら読んで/聞いて、コメントをお願いします!

Sunday, November 02, 2008

職場紹介

今日は私の職場を紹介します。まず、オフィスと教室がある建物。会議室やらいろいろある建物で、私の職場はここを間借りしています。

中に入って2階に行くと、教室3つ、教授のオフィス、図書室、学生のロッカー室、そして私たち日本語講師のオフィスがあります。ここにディレクターのN先生もいらっしゃいます。私の机は一番手前の散らかってるヤツです。そしてアップがこれ。ラブリーiMacにアメリカから持って帰ってきたきったないキーボードをつなげて使っています。iMacの上に見える白黒のものは、夏コンで買った関ジャニ∞(マイナス錦戸亮)のポストカードです。右からヨコ、ヤス、マル、すばる、たっちょん、ひなです。右手にはSuper Juniorのセカンドアルバム「Don't Don」に入っていた歌詞カードの写真のほうがはってあります。あと、もう10年以上大切に持っているFear Factoryの雑誌(Kerrang!)の切り抜きも。みんな私を元気にしてくれます。でも、他の人からは白い目で見られている...ような気がしますが、細かことは気にしなーい(by ゆってぃ←人力舎の芸人なんですけど、知ってます?)

Wednesday, October 29, 2008

歯痛顛末

右下奥の歯の神経を4本抜いたと書きましたが、その後最悪な事態に陥りました。

今度は上が痛くなったのです。しかも
キョーレツに。寝られないほど。

歯医者さんには「神経はつながっているから、下をとったら上の痛いのもおさまのでは」と言われていたのですが、そんな簡単なことではありませんでした。

晩ご飯を食べてから痛みだしたと思ったら、もうノンストップです。表現するなら「ドクドク」「ズキズキ」という感じでしょうか。とにかく痛いのです。いろいろ試しているうちに、冷たいものを口に含んでいる時は痛みがましになることがわかり、とにかく水や氷を口に含んで痛い部分を冷やした後出すということを繰り返していました。でもね...やめると痛くなるんですよ。だから寝られない(T_T)。結局一晩中痛みと戦うハメになりました。とほほ。

翌日、心配した母とともにタクシーで歯医者にかけこみ、痛いところの神経をとってもらいました。するとどうでしょう。痛みがどこかに飛んで行ってしまいました。ほんまに「飛んで行った」という表現がぴったりです。だってまったく痛くなくなったんですもん。で、帰ってから夕べ失った睡眠を取り戻すかのように爆睡。天国でした。

苦痛約20時間、治療約15分の苦闘でした。ああ、休み中でよかった。みなさんも歯は大切に!

Tuesday, October 28, 2008

誰かどうにかして〜

最近更新していませんが、原因は歯痛。時々右上下に痛みがあったのですが、ある日突然我慢できないほどになり、仕事を早退して歯医者さんへ直行。虫歯ではないようだと言われ、その日は知覚過敏の薬を塗ってもらったのですが、次の日も痛くて仕事どころではなく...(T_T)。

歯医者さんがが出した結論は「右下奥の歯の神経を抜く」。前日はあまり乗り気ではなかった歯医者さんも、私があまりにも痛みを訴えるのでギブアップした模様。翌日、神経を抜いてくれました。その数、4本。すごいですねー。

現在、痛みのほうはまあ落ち着いてきましたが、油断は禁物。今も痛み止めは欠かせません。そして、これからは歯ブラシ、マウスウォッシュともっと仲良くしたいと思います。

Friday, October 17, 2008

どうして日本語で話さへんの?

同じ言語を話す学生が集まって日本語を勉強している場合、そりゃ彼らは一番話しやすい共通言語で話すでしょう。でも教師側はできれば日本語で話してほしいと思っています。常に日本語を使って自己表現をはかることで、日本語が上達すると思うからです。

今、私の職場でちょっと懸念されているのが学生の英語使用。我々のオフィスや教室がある建物(間借りものです)のロビーに集まっては、英語で話しています。日本語使用を促すのですが、その場は日本語にスイッチしても数時間後には英語に戻っています。

今日、学生に「どうして日本語を使わへんの?」と聞いてみました。答えは、
  • 「下のレベルの学生と話すのは難しいから」
  • 「抽象的な考えを言うことができないから」
  • 「一番簡単に、自然に自分の考えが伝えられるのが英語だから」
  • 「日本で生活していて、日本人の友達やホストファミリーと日本語で話しているから、プログラムの友達と日本語で話さなくてもいいと思うから」
さらに理由を聞くと、ある学生が「私たちの日本語は正しくないからちょっと恥ずかしい」と言い、他の学生もそれに同調しました。

この「正しい」にひっかかった私は、聞いてみました。「正しい日本語が1つだけあるん?」「みんなは正しい英語を話すん?」学生はみんな「ある」「話す」と答え、「文法や発音には「正しい」ものがある」「例えば南部の方言で話す人はわからなかったりするし、それは正しい英語ではない」「方言を知る前に習うべき正しい英語がある」といったようなことを言いました。さらに、「プログラムの友達と日本語で話す必要はない」と言った学生が、「日本人と私たち学生がいる場で、日本人が英語がわかったとしても英語を話すのはよくないと思う。せっかく日本人がいるんだから」と言いました。

この学生の思考回路の中に見えるのは、「日本人が話す日本語は正しくて、自分たちが話すのは正しくない日本語」という考えです。意地悪な見方をすれば、自分たち、そして仲間を馬鹿にし、差別していると言えるのではないでしょうか。日本語にも多様性があり、決してすべての日本人がいわゆる文法書に書いてあるような「正しい」日本語を話しているわけではないのに、学生にとっては「日本人」が「正しさ」を体現しているわけです。

このような発言を聞いて、私はとっさに上手く反論できませんでした。「例えばアフリカ系アメリカ人が話す英語や、京都の人が話す日本語は、いわゆる「正しい」日本語とは違うんちゃう?ということは、そういったことばを話す人は、「正しくない」ことばを話しているん?」「自分が伝えたいことを伝えるために日本語を勉強してるんよね?その伝えたいことを伝えるためには、いつも正しく話さなあかんの?」情けないことに、こういうことをちょっと考えてほしいと伝えるだけで精一杯でした。

元留学生として学生の気持ちがわからなくもないですが、考えが上手く伝えられないから、正しくないからといって日本語を使うことを避ける学生を見ていると、なんだか悲しくなりました。

Saturday, October 04, 2008

この世で一番まずい飲み物

それはバリウム。職場による強制健康診断に行ってきました。アメリカにいた10年間に数回しか病院に行ったことがないぐらいの健康優良児の私にとって、生まれて初めての経験です。

主な検査プラス婦人科系の検査を受けたんですが、何が一番つらかったって、バリウムです。あれはなんちゅー飲み物なんですか!しかも内蔵をしっかり撮影するためにバリウムを移動させなあかんということで、台の上でぐるぐる回らなあかんかったし、もうしんどいったらありゃしない。これだけ科学技術が発達した現代において、あんなもんを飲まなくても検査できる機器があってもええでしょうに!ぐるぐる回ったせいかわかりませんが、私は検査後トイレに直行(何をしたかはお食事中の方のため割愛させていただきます)。検査に行って気分が悪くなるとは...。

バリウムの次につらかったのは、マンモグラフィーです。痛いもんだとは聞いていたのですが、あんなに胸を押さなくても...(T_T)。男性の前立腺がんの検査はつらいんでしょうか?男性読者で検査を受けたことがある方、ぜひ教えてください。

あ、いいこともありましたよ。視力が全然落ちてませんでした(右1.2、左1.5)。毎日目を酷使しているのにこの視力。もう早期老眼決定ですね。

Friday, September 26, 2008

自転車をこぐ体力

うーん、自転車操業に拍車がかかっています。教科書がないのがこんなに大変だとは...(T_T)これまでの教材を使っていれば楽は楽なんですが、やっぱり5年前の新聞記事よりは今年のが使いたいし、今までの経験をもとにした私らしい日本語学習の活動も取り入れたいし...というわけで、自転車操業になっているわけです。

今週は「食生活」のユニットの仕上げとして食生活の乱れに関するディスカッションをしたり、作文を書いたりするという課題をしました。私個人はうちで食べたほうが安上がりやし体にいいと思うので、うちで食べたらほうがええんちゃうかと思うんですが、作文ではほとんどの学生が「家族とではなく友達と夕食を食べるのは人間関係構築に役立つから、別に問題ではない」という意見で面白かったです。きっとこの考え方が親世代とのギャップなんやろうなあと思いました。

この作文のもとになっているアエラの記事の中で、登場人物の名前がカタカナで書いてあって、それを見たある学生が「どうしてカタカナ?」って聞いたんですよねえ。この時、「あとでみんなで話そう」と言ったんですが、そのままにしてしまいました...。またもや大切な学びの瞬間を逃してしまいました。ああ、後悔。後の祭り。でも今後、何とか蒸し返してカタカナプロジェクトをやろうかと思っています。

授業に加えて夏までやっていたプロジェクトが再始動し、それをこなすのも大変。まあ、仲間では私は楽なほうだと思いますが。自転車をこぐ体力をつけねば。

Saturday, September 20, 2008

学生の要望

2週目が終わりました。「食生活」をテーマに読み物を2つ読み、そのうち1つを使ってピア・リーディングをしました。アエラの2ページの記事を5つに分け、イントロを除く4つを4グループ(3人1グループ)に割り当てて読んでもらい、その後、各グループから1人ずつをくっつけて新しいグループを作って話をつなぎ合わせる、いわゆる「ジグソー」をしました。

グループで短いセクションを読んでいる学生を見て回ると、ほとんどはみんなで音読して少しずつ読み進めて行くという読み方をしていたのですが、あるグループはセクションをさらに3つに分けて読むという分担方式をとっていました。内容質問への答えを見ると、想像以上に答えられていたようなんですが、2時間目に担当してくださった先生(週に2日担任以外が教えることになってます)によると、「細かいところが全然読めてない」とのこと。確かにかなり主語が省略されている文章で、「誰が何をした」というのが結構取りにくかったようです。

で、結局2つの読み物で9時間弱使ったのですが、私としてはクラスメートと一緒に読んだり、細かいところをチェックしながら読んだりしたので、それぐらい時間がかかるのは当然だと思っていたわけです。すると、金曜日の午後、学生が2人、「先生、日本語のクラスについて相談があるんですが...」と、オフィスにやってきました。内容は「相談」ではなく、「要望」だったんですが、まとめるとですね、
  1. もっと読み物のスピードをあげてほしい。
  2. 読み物の内容について話し合いがしたい。
  3. 文学が読みたい。
  4. 政治などの記事を読んで、意見を書く作文の課題を週1で出してほしい。
この1週間、とにかく内容理解を中心にしていたので、それがちょっと不満だったようです。確かにもうちょっと自分の意見を言うということをしないとなあと思っていたので、2のほうは来週の予定には入れていたんですけどね...。4も、食生活の読み物に出てきた「食生活の乱れ」について意見を書くという課題が来週の予定に入っていたんですけどね...。その予定表、授業中に渡したし、作文の課題があるよって話もしたんですけどね...聞いちゃあいないってことですかね。それとも政治の話じゃないからあかんのですかね。さて、残った1と3ですが、どちらも検討中でした。特に3は今後のテーマに合うものを物色中でした。

学生には上のようなことを説明して、できるだけ要望を取り入れるようにすると伝えました。でもそこで私からもリクエストを。それは「先生だけに頼らないで、自分で勉強することを考えて」というもの。学生の要望をすべて「じゃ、自分でしたらええやん」とは思いません。それは職務放棄。でも、12人それぞれの要望を授業に取り入れたいのは山々ですがそれはなかなか難しい。そして「いつも先生がいるわけじゃない」ということ。「先生、〜してください」では、学校に行かなくなって先生がいなくなったら、最悪何もできません。だから、今回も「個人目標」の活動をしようとしているわけです(今週は個人面談をしました)。例えば、例えば、政治についての語彙が増やしたい、作文が書きたいというのであれば、自分で政治の新聞記事を読んで作文を書くなどの自主学習をしてほしいのです。そういうふうに、自分の学習に積極的に関わってほしいです。正直、学生の話を聞きながら「もっと意識改革せなあかんなあ」と痛感しました。

これを読んでいるみなさんは、どう思いますか。

Saturday, September 13, 2008

こんなんしてみました

1週間終わりました〜。学生の出入りがいろいろありましたが、結局12人で落ち着きそうです。今回は女子と男子が半々です。去年の男ばっかの1年生クラスを教えたんですが、それとはちょっと雰囲気が違いますね。

今週は京都に来たことやしってことで、方言をテーマに授業をしました。「ぶぶ茶でもどうどす」という京言葉がわからなかったという新聞の投書、Yuriさん提供の俵万智のエッセイ「方言のクッション」の2つの読み物と、関西弁についての独り語り(?)(これもYuriさん提供)と、映画「ラブ★コン」の1シーンを教材にしました。

「方言のクッション」では3人1グループで読み、協力し合いながら理解を深めるというピア・リーディングをしました。あるグループは解釈の意見が分かれて結構話し合いをしていたようで、その結果をクラス全体での話し合いに持ち出して、結局そのグループの1人がテキストの内容を勘違いをしていたと気がついたようです。話し合いについて内省してコメントを書いてもらったのですが、「みんなで話し合うことでよくわかるようになった」という意見がほとんどでした。まあ、額面通りに取っていいのかわかりませんが...(学生が教師好みのコメントを書くこともあるので)。次のテーマは「食生活」なんですが、そのユニットでもピア・リーディングをやろうと思っています。今度はガチンコで初見の読み物を使う予定です(「方言のクッション」は一応予習済みでした)。

動画教材のほうでは、学生は「ラブ★コン」の聞き取り練習のときにそれがな かなか聞き取れずに苦労していました。関西弁は語尾に特徴がありますが、学生にとって語尾は難しいんですねえ。でも、彼らの「日本の大学生と友達になる」という目標を達成するためには、関西弁に慣れてもらわなあかんのですよね え。ま、こっちが気をもんでいる間にも、学生は一杯やりながら関西弁で友達作ってたりするんですけどね。

そして週の締めくくりの金曜日は「日本の新聞に慣れる」ということで、新聞を「分析」しました(これもYuriさんに指南してもらいました。Yuriさんは女神さまです)。ペアで文字の使われ方とその効果、載っている写真、記事のレイアウトなどを分析しました。学生からは「黒に白抜きの見出しのがトップニュース。見出しが目立つから」「右上に一番に目がいくから、そこにあるのがトップニュース」という意見が出ました。また、「記事のトピックはどの新聞でも同じだけど、新聞によって左/右の傾向があって、記事の書き方が違うと思う」という発言もありました。うーん、鋭い。それにしても、新聞各社の1面を並べて見ると、面白いぐらいに載っている記事が同じでした。

さて、今後の予定ですが、やっぱり昨年度の2年生後半でやったようなクリティカル・リテラシーの活動がしたいです。でもどうやったらいいんでしょうかねえ。

Monday, September 08, 2008

きばってこ〜ぜ〜イェイイェイイェイ♪

いよいよ始まりました!朝5時半に起きて7時半前に出勤。バスに揺られること約1時間。ドタバタと準備をして、初めての授業へ。初日は11人のはず...が、始業時間にいたのは5人程度(笑)。教室がちょっとわかりにくい場所にあったので、迷った学生がいたようです。ま、初日はこんなもんでしょ。

1時間目はコースの目的や内容を説明して終わり。1時間休みが入って3時間目のクラスでは、ペアで自己紹介し合ったあと、パートナーをクラスメートに紹介してもらいました。Jロック好き、ゲーム好き、アニメ好き、ジョギング好き、小説好き、山登り好きと、まあバラエティーに富んだメンバーが揃いました。残念なことにジャニーズ好きはおらず (T_T)。うーん、これは洗脳せなあきませんな。今日、さっそく関ジャニ∞の最新CMを見せました。ははは。

今週いっぱいは「方言」をテーマに授業をします。毎日自転車操業でがんばります...。

Saturday, September 06, 2008

学生の行き先決まる

金曜日は筆記、そして土曜日は口頭試験を実施し、49人の学生がとるクラスを決定しました。私が担当するクラスは11人でスタートします。わりと口がまわる学生が多いようで、課題はより複雑な構文や漢語系の語彙、そして漢字になりそうです。

まだ何をするかはぼんやりとしか考えていません(汗)。一応、第一週は「方言」を取り上げ、主に関西弁を紹介しようと思っています。もちろん教材は関ジャニ∞と漫才です!でもねー、男子学生が多いんですよねえ。そんなクラスでエイトはちょっとうけへんかな...。

他にやることは、個人目標とコミュニティーインターンシップ。個人目標は2年生でやった活動で、今回も学生のいろいろなニーズに応えるために実施します。コミュニティーインターンシップは新しい試みで、他のレベルの学生といっしょに地域の人々と交流したり、地域に貢献したりする活動を企画・実施するというプロジェクトです。できればプロジェクトの過程、そして成果をビデオ録画して、ポッドキャストにして配信したいと思っています。

月曜日から授業です。生き残れるか、私?!

Thursday, September 04, 2008

学生よ、こんにちは。

今日、新入生オリエンテーションがありました。いよいよ新学期が始まります。みんな賢そうな顔してましたわ〜。アメリカ有名大学から選りすぐられた学生ということでしょうか。前の勤務校から来ている学生Mさんとも少し話しました。

後でディレクターの教授に聞いたんですが、なんとMさんはスーツケース2つとバックパックを抱えて名古屋からローカル線で京都まで来たそうです。Mさんは教授に「お金がもったいなかったから」と理由を説明したそうです。最初Mさんのことだと知らずにその武勇伝を聞いていたのですが、Mさんのことだとわかったとたん、「ああ、C大学の学生やったら言いそうやわ」と思ってしまいました。

私が教えているプログラムは午前中は日本語、午後は英語で歴史や文学を勉強するというプログラムなのですが、その午後の授業には某有名K大学の学生が聴講生として参加します。今日のオリエンテーションにはその聴講生たちも来ていたのですが、みんなサイズがちっちゃーい...。アメリカの大きい大学生を見慣れていたせいか(もちろん小さい子もいましたけどね)、そのサイズにちょっとびっくりしていしまいました。しっかし、英語でやった自己紹介で「I love America」という人が4〜5人いて、笑ってしまいました。かわいいなあ。

明日はプレースメントテストです。で、私は今、オフィスにいます。午後9時過ぎです。6時ごろうちに帰ってごはんを食べてまったりしていたのですが、先輩先生から「yukkiさんが作った明日の試験の聴解CDに間違いがある!」という連絡を受けたのです(涙)。ああ、やっぱり私はおっちょこちょいでございます。ただいま修正中。とほほ。

Friday, August 29, 2008

頭がウニ

新学期まであと少しです。やっと本腰を入れて準備をし出したのですが、考えれば考えるほど頭がウニ(死語?)になります。一応「好きなようにやってもいい」と言われていて、前は「新しいことをやろう!あれもできるかな。これもできるかな。楽しそう」と思っていたのですが、よーっく考え始めると何したらええんかわからんようになってきました...。なかなか学生像が見えてこないので、何をどうしたらいいかというのがイマイチよくわからないのです。私が担当するレベルは「よくできる中級」らしいのですが、プログラムの先輩先生方は「プレースメントテストをしてみないとわからない」と繰り返しおっしゃる。そりゃ確かにそうですね。

いろいろな人に助けてもらって教材やらいろいろ準備してはいるんですが、既成のものを活用しつつ新しいことをしてみるカリキュラム作りは大変です。やっぱり一人でコースを担当するっつーのがつらいなあ。今まではコラボやったもんなあ。人間、一人ではなーんもできひん、生きてはいけないことを痛感しております。

Monday, August 25, 2008

現実逃避の読書

仕事せなあかんなあと思いつつ、やる気にならず...。本を2冊読みました。

東野圭吾の『さまよう刃』(以下『刃』)と梁石日の『闇の子供たち』(以下『闇』)です。『闇』のほうは映画化されて現在公開中です。
 
どっちも重かったなあ。『刃』は少年犯罪の被害者家族の苦悩を、『闇』は幼児売春・売買の犠牲になっている子供たちの話です。特に『闇』の描写がえぐくって、読んでいてちょっと気持ち悪くなってしまいました。ほんまにこんなことがあるんかって。

世界には苦しむ人々がいる中、私はこうやって平和にブログなんか書いている...。

Saturday, August 23, 2008

怒濤の一週間

久しぶりのポストです。2年生のクラスにいたYさんとHさんがはるばるニューヨークから遊びに来てくれたので、二人の滞在期間中の1週間、毎日三人で遊んでました (^^;)。ではそのダイジェストを!

8/14(木)
YさんとHさんが、東京から新幹線で京都に到着。父が運転する車で京都駅まで迎えに行きました。昼過ぎに着いたのでちょこっと遊ぶ時間があり、何がしたいかと聞くと「靴が買いたい」とのことで、そのまま四条でお買い物。YさんもHさんも日本女性の平均より足のサイズが大きくて、気に入る靴がなかなか見つけられず、結局何も買わずにうちへ。

8/15(金)
「髪が切りたい」という二人を行きつけの美容院へ連れて行きました。二人ともさらにかわいくなったところで、いざ京都観光!目的地は銀閣寺と清水寺。実は南禅寺あたりにも行こうと思っていたのですが、猛暑でバテバテになってしまい断念。

8/16(土)
今日は金閣寺、竜安寺、北野天満宮と、京都の北の観光の後、五山送り火を見に行きました。アメリカに住むようになってからこの日まで滞在したことがなく、ほぼ10年ぶりに生で見ました。自宅からも大文字は見られるんですが、二人が浴衣が着たいというので、出町柳まで出ました。だって自宅で浴衣着たってねえ。雑誌に載っていた「浴衣の着方」を見ながら必死で着付けをし、人ごみの中で汗だくになりながら見た大文字はこちら↓

8/17(土)
この日は梅田へ。はとバスみたいな一日で名所がまわれる観光バスがあったらよかったんですが、残念ながら大阪にはそういうものはなく、どうしようかと思っていたら、二人がしたいのは「買い物」だというので、梅田のデパート巡りをしました。阪急、大丸、阪神、HEP、そしてユニクロ。おばちゃんは疲れたよ...。最後にお好み焼きを食べて、HEPの観覧車に乗って、大阪キタの夜景を見て帰りました。

8/18(月)
YさんとHさんが「ドラマ『おせん』の料亭みたいなところで食事がしたいんですけど...」と言っていたので、父のツテで東山にある高級料亭を予約し、昼食を食べに行きました。道に迷いながらたどり着いたところはほんまもんの料亭。出てくる料理は全部一級品。おいしかった〜。二人が来なかったら、絶対に行こうとは思いませんでした。ほんま、ええ経験させてもらいました。
  

8/19(火)
ふふふ。待ちに待ったたっちょんファンのYさんとヨコファンの私は朝からテンション上がりまくりでした(ちなみにHさんはタッキー&翼好き)。コンサートは午後6時からなので、その前にジャニーズショップへ行ってみることに。現地に着くと、なんと入店制限をしているではありませんか。1時以降入店の整理券をもらい、三角公園・アメリカ村、そしてAppleストアへ。そこでなーんと二人が私にiPod Classicをプレゼントしてくれたのです!!!変だと思ったんですよねー。私が日本で買ったほうが高いって言うと、二人が「Amazon.comで割引されているのを買ったら、日本に送れますか?」とか聞くし...(ちなみにできません)。私が4年使ったiPod(多分第二世代)をそろそろ買い替えようと思っていると言っていたのを覚えていてくれて、「お世話になったから、ぜひお礼に」と。ああ、なんてステキな学生なんでしょう(T_T)。

感動ひとしおの私、そのままジャニーズショップからエイトのコンサートへ。もうすでにエイトファンとわかる人たちがそっこら中にいました。なぜわかるかって?みんなコスプレしてるからですよ...。少なくとも自分がファンのメンバーの色の服は着てるんで、イッパツでわかりました。会場に着
くとコスプレ密度は高まるばかり。私たちはめっちゃ地味でした...。
 
コンサートのほうは、さすがエイトです。エンターテイナーです。めっちゃ面白かった〜。セットリストは雑誌『GyaO』に載っていたのと同じで、「Do you agree?」から始まり、ねぶた風の山車に乗って歌う「浪花いろは節」、すばるx安、たっちょんx亮、横x丸ちゃんxヒナのペア/トリオなど、そしてアンコール2回で充実した内容。私、隣に元学生の二人がいることをすっかり忘れて、大声で歌うわ、めっちゃ叫ぶわ...(汗)。メタルのライブとはまた違った熱気で楽しかったです。

8/20(水)
前日のエイトのコンサートの疲れを癒すため、ゆったりと近所の小さめのデパート?で買い物。その後お茶をしてうちに帰りました。ほっと一息。

8/21(木)
いよいよYさんとHさんの京都滞在最終日。ちょうど弘法さん(東寺ののみの市)の日だったので、それに行ってみました。その後、私が8月上旬に行ってディープな大阪を楽しんだ新世界へ行きました。先日行った梅田、心斎橋、三角公園、そしてこの日の通天閣。ぜーんぶエイトの歌の中に出てくる場所なのです。だから今回の大阪ツアーはエイトツアーでもありました (^^;)。

通天閣の次は地下鉄御堂筋線なんばへ移動。ここではもちろんYさんとHさんになんばグランド花月を見せましたよ〜。やっぱ笑いの聖地ですからね。あとはまたまたまた買い物して、無印良品のカフェでお茶して、帰宅。最後の晩餐は天ぷらでした。

とまあ、すごい怒濤の一週間でした。これで私の夏休みも終わりです。夏の最後にいい思い出ができました!

Sunday, August 10, 2008

ディープなOSAKA

土曜日、朝もはよからひっじょーにディープな大阪を満喫してきました。今、堺にいる元学生のDさんがある日の夜中、酔っ払って「土曜日、空いてます?通天閣に行ってー、芝居見てー、バー行ってー、天ぷら食べてー、カラオケ行きましょうか」と電話をしてきたので、OKしたのはいいのですが、待ち合わせが堺の駅前。え?通天閣に行くんやろ?なんで堺まで...(そっちのほうがもっと南で京都から遠い)。まあええわと思って行ったら、お友達のTさんとも待ち合わせていて、三人で路面電車に乗って新世界に行きました。いやー、Tさんはすごかったです。父と同い年のはずやのに、めちゃパワフル。そして非常に気さくな方で、けっこう人見知りする私もすごく楽しく話をさせていただきました。

で、Tさんが連れて行ってくださったのは、通天閣のある新世界。すごく昔に一度だけ行ったことのある場所やったんですが、今回は串カツ+大衆演劇+ずぼらやのふぐという、めっちゃディープな大阪を堪能させていただきました。

大衆演劇はその名の通りというか、フツーの人が低料金でお芝居を楽しむことができます。芝居とショーを合わせて4時間弱、1700円ポッキリです。お芝居は時代劇の人情もので、設定がイマイチちぐはぐでしたけど、それなりに面白かったです。ショーのほうは女形の俳優さんの踊りがすごかったー。なんであんなに色っぽい仕草ができるんでしょうか?しかも見た目もきれいやし。身を乗り出してみいってしまいました。

大衆演劇の後は超有名なふぐ料理の店・ずぼらやへ。私、ふぐ初体験です!刺身と鍋をいただいたのですが、コリコリしていておいしかったー。鍋が終わったあとのだしで作る雑炊がこれまた最高。大阪にお越しの際はぜひお試しください。

ふぐの後は、堺に戻ってDさん行きつけのバーへ。私も去年の冬休みにちょこっと寄らせてもらったバーです。DさんもTさんもそれまでですでに結構飲んでいたのに、ここでも飲む、飲む...。私なんかとてもじゃないけど足下にも及びません。それでも自己最高のカクテル4杯飲みました!(って、自慢することか?)そのせいか、ちょっと面白い「遊び」もすることができて、とても楽しかったです(しっかしマスターは面白い「おもちゃ」を持っていらっしゃる)。

遊んでいるうちに終電を逃してしまったので、Dさん滞在先にご厄介になり、翌日うちに帰ったという次第です。そうしたらですね、NYから送った引っ越し荷物21箱が届いておりました...。現在、荷解き中です...(T_T)。

Friday, August 08, 2008

エイトの日!

今日は2008年8月8日。世間一般では北京オリンピック開会式の日ですが、私にとっては関ジャニ∞の日です。とはいっても特別なことがあるわけでもなく...ただのフツーの1日なんですが。

最近、買いまくってそのままにしていた本を読んでいます(斜め読み多々あり)。秋学期に教える3年生の参考にならないかと。
新聞や雑誌、小説などのいわゆる「生教材」を使うことになりそうなので、こういう本を読んでいます。「読み」「書き」の授業をもっと学習者主体にしたいなあと思って「ピア・ラーニング」を取り入れようと思っています。そして、ことばの使われ方、メディアによって構築されるステレオタイプなどについても考える活動がしたいと思って、勉強しています。まあ、こちらは今、関わっているプロジェクトのため、というのもありますが。

今はフェアクローの翻訳本『言語とパワー』を読んでいます。難しいよう(T_T)。エイトの日やのに〜。

Wednesday, August 06, 2008

現在の心境

ただ今、日本時間8月6日午前10時40分。泣きたいっす T_________T

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約7時間後です。私を泣きたい心境にさせていた状況(英語直訳ですな)は解消され、何とか持ち直しました。でも気分転換は必要。ということで、また髪を切りました。目指すはやはり安田章大(←最近お気に入り)。この写真をスタイリストさんに見せて切ってもらいました(^^;)
完成品は...もともとがあかんだけに、まったく別物になってしまいました。でも涼しくなったので、これで今年の猛暑にも耐えられる...かも。それにしても、手持ちの服と髪型がマッチするのかちょっと心配。ま、でも、髪切ってすっきり爽快。

Monday, August 04, 2008

抜いた。

日本に帰ろうと思った理由の1つに「歯医者に行きたい」というのがありました。アメリカのほうが歯科技術が優れているのは百も承知ですが、いかんせん保険制度が最悪なので歯医者は高く、とてもじゃないけど行けませんでした(保険に入ってましたけどね)。

で、7月の仕事を片付けて一段落ついた7月下旬から歯医者に通い出しました。両サイドの奥の歯のかぶせがとれてしばらくたっていたのできっとひどいことになっているだろうと思っていたのですが、左側は虫歯の治療の後、もう1度かぶせれば大丈夫でした。しかーし、右下の奥の歯は救済不可能で、抜歯することに。で、今日、抜いてきました。

時間かかるかもと言われていたのに、麻酔の後、かかった時間は30秒ほど。歯医者さんに「きれいに取れましたよ」と言われ、抜いたばかりの血まみれの歯を見たら、ほんまきっれーに抜けてましたわ。昔、留学直前に抜歯したときは、虫歯の進行がすごくて、抜歯の最中に歯がぼろぼろ欠ける、麻酔しているのに痛みを感じる、という事態になり、歯医者さんに「ようここまで我慢しましたね」とあきれられたのですが、今回は虫歯はそこまで進行していなかったようです。ほっ。

でもねー、帰国前に失神寸前の「痛い」経験してるんでね...。もうあんまり怖いもんはありませーん。

Wednesday, July 30, 2008

どうやって生きていこう?

祇園祭の山鉾巡幸も終わって1週間ちょっと。京都に本格的な夏がやってきました。今年はえらく蒸し暑いです。で、クーラーをつけた部屋で昼寝したら、見事に風邪をひきました (T_T)。昔からクーラーに直撃されると体調を崩すのはわかっていたのに、暑さに負けてやってしまいました。のどが痛いなあと思って体温をはかってみたら、36度7分。平熱が35度ちょっとの私にとってはちとツライ。薬を飲んでずーっと寝ていたらなんとか治りましたが、いやはや、これからどうしましょう。クーラーつけずに夏を越せっちゅーんか?!昼夜問わず、何か涼しく過ごす方法ってありませんかね?あったらぜひ教えてください。

Saturday, July 19, 2008

久しぶりの金沢

1泊2日で金沢に行ってきました。前の上司に会うのと、今金沢の夏のプログラムで勉強している元学生に会うのが目的。バスで片道4時間半ほどの旅でした。こないだの東京〜京都7時間に比べたらラク。

着いて早々、スピーチ大会を見学。それから2時間ほど前の上司と話して、9月から教えるコースについていろいろアドバイスをいただきました。やりたいことは山ほどあるんですが、なかなか的が絞れなくて、いろんな人にアドバイスをもらいまくってます。

土曜日は元学生のDさんと晩ご飯食べて、それから金沢21世紀美術館に行きました。不思議なプール(写真左)とタレルの部屋(写真右)、そして日比野克彦アートプロジェクト「ホーム→アンド←アウェー」を見ました。「ホーム→アンド←アウェー」は面白かった!舞台と観客席がある作品なんですが、舞台上を歩くお客さんが「役者」で、観客席にたどり着いた人たちは、彼らの「芝居」を鑑賞するという仕掛け。教師と学習者が集まる日本語の教室みたいやなーと思いました。

 

翌日は、京都に帰る前に、学生5人と昼ご飯を食べました。和食中心のバイキングレストランへ行ったのですが、私の学生だったFさんがめちゃくちゃ偏食でびっくりしました...(私よりひどい)。「日本食はこわい〜」と言って、マクドに通っていると聞いていたんですが、冗談だと思っていたら、どうやら本当のようで。ホストファミリーに迷惑をかけていないといいんですが....。ああ、私はいつまでたっても先生根性が抜けませんね〜。

写真リンク:http://f.hatena.ne.jp/images/fotolife/r/ritsuko1/20070919/20070919195111.jpg
http://farm1.static.flickr.com/184/482775129_a0456e7225.jpg

Wednesday, July 16, 2008

OMG!!!!!!!!!!

私は一生分(?)の運を使ってしまったかもしれません...というのは大げさかもしれませんが、なんと!関ジャニ∞の夏のツアーのコンサートチケット(を買う権利)が当たりました!!!


チケットはファンクラブ会員の間でも抽選で、一般販売ってないんじゃ...?よくわからなかったんですが、とにかくチケットがほしくてファンクラブに入ったので、もううれしくてたまりません。エイターの魚点さんと友達(私の元学生)のHさんがちょうどその時うちに遊びに来ているので、3人で行ってきます!

Monday, July 14, 2008

学会@釜山:その4

さて、釜山滞在中はおいしいものをたくさん食べて、いろんな人と会いました。

まず、食べ物。今回初めてボッサムという豚肉料理を食べました。ゆでた/蒸した豚肉にキムチやらを足して、野菜や昆布に巻いて食べる料理です。手巻き寿司感覚でおいしかったです。
キョンジュで食べた地元の料理も同じような形でしたが、こちらは肉なし。

そしてベタな韓国料理・石焼ビビンバとカルビ。石焼ビビンバはなんと4,000ウォンぽっきりでした。
  

こうやって毎晩おいしいものを食べて、そのあと飲み会をし、いろんな人(飲み?友達のUさん、Yuriさん、外大後輩のYさん、台湾のNさん、O大のN先生、研究仲間のMさん、などなど...)とお話して、楽しい時間を過ごしました。あれ?私、学会発表に来たんですよね...。

Sunday, July 13, 2008

学会@釜山:その3

前日は1日中観光しましたが、今日は半日だけ(笑)。午前中は真面目に発表を聞き、午後は西面(セミョン)で買い物をしました。

一緒にプロジェクトをしようと計画中のO先生、K先生、O先生の「ビューイング(viewing)」に関する発表や、ポスター発表プロジェクトに関する報告、「知る」と「わかる」の違いを分析した発表などを聞き、勉強させていただきました。

そして午後は買い物へ。前日の観光メンバーで行ったのですが、ほとんど私のわがままでいろいろ店を回らせてもらいました。買ったのは...
  • 韓国のり
  • 化粧品
  • Super JuniorのCDとDVD
  • アイドル雑誌
Sujuの写真集みたいなのがあるかなーと期待していたのですが、ありませんでした(T_T)。その代わり、本屋で日本のアイドル雑誌を山ほど見ました。うーん、恐るべしジャニーズ。雑誌という媒体ではきちんとアジア進出しているわけですね。

Saturday, July 12, 2008

学会@釜山:その2

学会2日目。不良になりました。...YuriさんとHくんと一緒に、韓国の京都と呼ばれる古都・慶州(キョンジュ)に行ったのです。

Hくんに陣頭指揮をとってもらい、電車に乗っていざキョンジュへ。写真は私たちが乗った電車です。片道1時間ちょいだったでしょうか。私は前日の寝不足がきいて車内でぐっすり。ふと目を覚ますと、Hくんが「降りる駅です」と声をかけてくれました。

目指すのは世界遺産に登録されている佛国寺と石仏。最寄り駅で降りると、なーんか寂しい感じです。ガイドブックにはタクシーで移動するのように書いてあったのですが、駅前にいたのは運転手のいないタクシーが2台...。ふと上を見ると「佛国寺→」という標識があり、バス停を見てみるとバス停2つ分ほど。「歩いていけそうやん」ということで歩き始めたのですが、行けども行けども目的地には到着せず...。坂道を1時間近く歩いて、ようやく佛国寺の入口(写真左端)に着いたころには、3人ともヘロヘロでした。

4,000ウォン(400円ぐらい)の入場料を払って中に入ると、目的別にわかれた寺院がいくつかありました。そこに行くのも坂道やら階段やら登って行かなければならない難所(?)。
    

佛国寺の次は石仏。こちらもタクシーで行くように書かれていましたが、バスがあったのでそちらに乗りました。そのバスが山を登る、登る...(汗)。一体どこへ連れて行かれるんや〜と思っていたら、現場に到着しました。温度変化が肌で感じられるぐらいのところで、ここでも中に入ってからが長かった...。死体を捨てても絶対に見つからないようなうっそうとした崖を横目に、歩くこと約15分(ぐらいだったでしょうか)。遂に石仏を拝むことができました。私は洞窟か何かの中に入って行って、石仏を見るというのを想像していたのですが、実際は小さい建物(写真右)に入って、ガラス越しにちょっと遠目に石仏を見るという感じでした。あっけなかったと言えばあっけなかったですが、ありがたいものには代わりありません。

  

この後、タクシーを拾ってキョンジュ中心部まで行き、地元の料理を食べて、おみやげを買い、かけこみ乗車をして宿泊先に帰りました。ホテルでは学会に出た方々にお目にかかり、心苦しい限りでした...。

Friday, July 11, 2008

学会@釜山:その1

先週末、釜山で開催された国際日本語教育学学会に行ってきました。写真は学会会場の近くから撮ったものです。母校・O阪G大(もうないんですよね...T_T)と同じく、山の上にありました。学会では、クリティカル・リテラシーのプロジェクトとブログプロジェクトについて発表しました。でも後者は仏様とHくんがやってくれたので、実質1つでしたけど。

仏様と同じ便で前日に釜山入りし、発表当日を迎えました。まずクリティカル・リテラシーのほう。5月でも同じプロジェクトについて発表したのですが、今回は別のグループについて、書き直しと話し合いの内容、そしてアンケート結果についてお話しさせていただきました。質疑応答では、「記名式で書き直しをしたほうが、学習者にも書くということへの責任感が生まれるのでは」「アメリカの大学生はもともとクリティカルな印象があるが、どうか?そうだとしたら、この実践をやったからといってクリティカル・リテラシーの力が育つとは言えないのでは?」などの質問が出ました。こういった質問に答えることでいろいろ考え、次の実践のヒントが得られたと思います。

ブログプロジェクトの発表は仏様とHくんがそつなくこなし、私は座っていただけ(笑)。パワポのスライドを操作することもなく、楽させてもらいました〜。

Monday, July 07, 2008

入ってしまった。

宗教じゃないのでご安心を。あ、でも宗教に近いかもしれません。

コンサートに行きたい一心で、関ジャニ∞のファンクラブ(といっても、KAT-TUNとNEWSと合同)に入りました。いやん。入会申し込みから2週間ほどたった今日、会員証とニュースレターが届きました。右の青いのが会員証です。結構ぶ厚いホテルの鍵のようなシロモノです。左のがニュースレターで、なぜかKAT-TUN特集でした。エイトはどこよ?!

Saturday, July 05, 2008

東京出張

仏様とYuriさんと一緒にやっているプロジェクトに関連して、東京のとある出版社でワークショップをさせていただきました。東京生まれで小さい頃住んでいた町ですが、はっきりいって東京は嫌いです(東京の方、すみません)。今回も東京駅に着いた瞬間、帰りたいと思いました...。

でもまあ仕事はせなあかんということで、まずワークショップ。出版社のスペースをお借りして、3人でそれぞれのプロジェクトのお話をさせてもらいました。参加してくださったのは6人プラス出版社の方2人でこじんまりしていましたが、だからこそみなさんが気軽に感想や意見を言ってくださって、非常におもしろかったです。

翌日、朝から某大学でメディア・リテラシーの研究をしていらっしゃるO先生と会い、研究についてお話をうかがいました。私たちの研究に感銘してくださり、今後共同研究をしていきましょうとおっしゃってくださって、とてもありがたかったです。その後は某有名私立大学の日本語教育ゼミで教科書書きかえプロジェクトの話をさせていただきました。来てくださった院生のみなさんは非常に鋭く、今後同様のプロジェクトをする上で参考になる意見や批判をたくさんいただきました。特に私の教師としての関わり方に関して指摘を受け、誘導したくなかったからあまり自分の考えを前面に出さなかったことを反省しました。考えを伝えても伝えなくても影響を与えるんだから、ゆうときゃよかったかなーと。そうすれば、もっと学生にテキストをクリティカルな視点から読み解き、情報を付け足すだけではなくて、「自分たちの経験とは違う」と感じた部分の書きかえが行われたのではないかと思いました。次、がんばります。

ゼミの後は、仏様とYuriさんと合流し、これまた某有名私立大学のI先生とゼミの学生さんとおいしいイタリア料理をいただきました。I先生は著作を拝読して非常に感銘を受けた先生だったのですが、実際にお話をうかがってさらにすばらしい研究者であると実感。勉強になりました、はい。写真はいただいたリゾットです。店の人が大きいチーズの容器?にごはんを入れて、目の前で作ってくれます。

 

今回の東京出張ではいろいろな方にお会いできてよかったです。でも、東京嫌いの私は速攻で京都に帰りました(笑)。I先生との食事会の後、夜行バスで7時間。体力的にはつらかったですが、そこまでしてでも帰りたかったのです。関西最高。

Wednesday, July 02, 2008

帰国〜世界は狭い

ごぶさたでございます。帰国してから1週間。何をしていたのか?!
  • 髪を切った。関ジャニ∞の安田章大のような、非対称的な髪型にしてもらいました。長さはこれまでの半分ぐらいです。
  • 携帯を買った。これは難関です。やっとメールの使い方と着メロ/着うたのやり方がわかりました。ダウンロードしたのはもちろんエイトとSuper Juniorです!
  • お笑いを見まくった。母が録画しておいてくれた番組を見まくりました(NON STYLE最高!)。でもまだ全部見終わってません...。
  • 職場に行った。自分の机の上にiMacがありました〜。感激。私は新学期から3年生の一番上のレベルを教えることになりました。
  • 元学生と遊んだ。大阪に遊びに来ていた元学生と梅田で落ちあい、晩ご飯→HEPの観覧車→ゲーセン→バーというコースで遊びました。
  • 母校に顔を出した。
この最後の「母校に顔を出した」というところでびっくりするような出来事がありました。なんとブログで交流していたちぇぶさんが私の母校の大学院生だったのです!大阪の大学と聞いてすっかり某T市にキャンパスがあるほうのやと思っていたんですが、M市にあるほうにいたとは...。教室の外で先生を待っていたら、「yukkiさんですか?ちぇぶです」って突然言われてびっくりです!ちぇぶさん、頭ええし、あんなにかわいかったら人生楽しいやろうなあと思うほど、かわいかったです。お話できたのはほんの1時間ほどやったんですけど、ちぇぶさんの修論のテーマとか、ロシアでの話とか、日本語教師になる前の話とか、いろいろ面白い話を聞かせてもらいました。

そして、ふふふ、ちぇぶさんをSuper Juniorへの道にお誘いしました。二人で釜山でSujuグッズを漁ります(って、私がちぇぶさんを引きずり回そうとしているだけ?)。

Sunday, June 22, 2008

ほなまたね!

ただいま6月22日(日)アメリカ東部夏時間午前3時43分。あと2時間半ほどで空港へ向かいます。

荷物を送り出した金曜日は魚点さんの手を借りて台所を掃除し、その後Hさんのお寿司屋さんに晩ご飯を食べに行きました。Hさんてばまた全部おごってくれまして...。うれしいやら申し訳ないやら。荷造りと掃除を手伝ってくれた魚点さん、2回もお寿司をおごってくれたHさん。私はいい学生を持ちました (T_T)。

翌土曜日はいよいよアパートを出る日。部屋にあるものはとにかく捨てるものばかり。もう朝からずーっとゴミ出し...。環境に悪いのは重々承知しておりますが、ご勘弁を。で、2時半、アパートを出る直前の部屋がこれ。

右からスーツケース、レスポ(大)、コンピュータバッグ、バックパックでございます。この4つが私と一緒に海を渡ります。全部パンパン(涙)。重量オーバーにならないことを祈ります。

アパートを出た後はホテルに移動。そして友人のNさんと一緒に最後の晩餐としてタイ料理をいただきました。そして、共通の友人・Mさん(Vo./G;赤いシャツの人)のバンドのライブに行きました。このバンドはこのライブで解散(!)ということで、私にとっては最初で最後になってしまいましたが、友人はなんとメジャーデビューをするのです。現在ファーストアルバムをレコーディング中で、9月ごろにはツアーにも出るとか。がんばってほしいものです。

と、まあ、このようになんだか最後の日らしからぬ(?)活動的な一日でした。

大学4年生になった年に休学して、中等教育で日本語を教えるためにアメリカに来たのは十数年前。結局、大学院まで行き、博士号を取り、すばらしい職場で4年も教鞭をとることができました。アメリカ滞在年数は合計で12年です。長いようで短かった12年でした。今日、アメリカを去りますが、正直、あまり実感がないんですよねー。なんたってネットでみんなつながってるし、現在進行中のプロジェクトがけっこうあるしで、結局場所が変わるだけちゃうやろかって思ってしまいます。

なーんてね、ほんまはやっぱりうれしさ半分、寂しさ半分です。

みなさん、お世話になりました。m(_ _)m 京都に遊びに来てくださいね〜。

Friday, June 20, 2008

そして荷物はなくなった

あとちょっとでいよいよ完全帰国です。たった今、引っ越し屋さんが来て、荷物を持って行きました。中19箱、大3箱、Mac G4、フラットモニターの計21箱です。博論を書いたMacは処分できませんでした...。改造したので中身は変わってるし、OSだって違うのに、やっぱり苦楽を共にした仲間なので。ああ、でも正直、京都の実家のどこに置くのでしょうか...。うちにはすでに旧式iMacがあるというのに(涙)。

荷物がなくなった部屋は引っ越して来た当初と同じように、声が響くだだっ広い空間となりました。あー、それにしても実感がわかない。

Wednesday, June 11, 2008

シュポジュニ!

荷造りは人を狂わせます。

最初は日本のドラマを見まくって、荷造りから逃避していた私。もう逃げられなくなった段階で、お隣の国に救いを求めました...。
見にくいですが、韓国の男性アイドルグループ・Super Juniorです(オフィシャルサイト日本オフィシャルサイト)。きっかけは元学生の魚点さんです...。荷造りに疲れていた私は、見てしまいましたよ、Super Juniorのメンバーが出ているバラエティー番組「Full House」を(「荷造り地獄」のポスト参照)。これが面白いのです。そしてPVを見たら、歌はまあアイドルだからおいといて、けっこうダンスが上手。しかも歌のバラエティーがエイトみたいで、すごくポップ(HappinessMiracle)なのから、ロック(Twins (Knock Out)Don't Don)まであって、なかなかよかったわけです。

それから数日、ほぼ毎日Super Juniorのものを見ています(汗)。でもね、13人もいるんですよ...。まだ半分ぐらいしか、顔と名前が一致しない(涙)。エイトレンジャーみたいにそれぞれ色つけてくれと思う今日この頃。

7月に学会発表で釜山に行くんですが、今からSuper Juniorグッズを買うのが楽しみ〜。

荷造り地獄

最初はこんな感じでした。

そしてオフィスから3日がかりで(Dさん、お手伝いおおきに〜)本やらファイルを運び、自宅の本棚の中の物を全部出して、マックとモニターを片付けたら時点でこんな感じ。

本棚2つ、机、ファイルキャビネット、フトンベッド、そしてその他いくつかの収納用家具がなくなった状態がこれ。

そして現状。あ〜、誰か助けてください...。

ほんまにあと10日で荷造りが終わるんやろうか...。
ちなみに現在、中サイズ(本とファイルでいっぱい)が12箱、大サイズ(服、CD、DVDなど)が3箱です。大があと2つぐらいで終わればいいんですが、どうなることやら(T_T)。

荷造りの合間にこういうの見てる場合やないですね...。


Sunday, June 08, 2008

カウントダウン祝い?

いよいよ引っ越しの日が2週間後となりました。そのお祝い(?)で、友達のNさんと、2年生の元学生のHさんの家族が経営している(そしてHさんはそこでバイトしています)お寿司屋さんへ行ってきました。私が住んでいるところからはちょーっと遠いんですが、行く価値あり!なんたって、こんな立派なお寿司とお刺身が出てくるんですよ〜。
これ以外にも、タコとイカとわかめのサラダ、野菜の天ぷら、いかのキュウリ巻き(?)などをいただきました。タコ、イカNGの私ですが、全部たいらげました。めちゃおいしかった〜。

ゆっくり料理を堪能して、「じゃ、お勘定を」と言うと、Hさんは「いいえ。私と母がごちそうします。私たちは先生に何か特別なプレゼントをしたかったから...」と言ってくれたのです。私とNさんはもちろん自分たちが支払うと思ってましたから、ガッツリ食べましたよ...(汗)。それなのに、それなのに〜。Hさんとお母さんの心遣いに感動して、ちょっと涙ぐんでしまいました。

ええ学生、持ったなあ。

Wednesday, June 04, 2008

いつの間にか。

本が出ていた...(本の詳細はここ)。仏様のブログを読んで知りました(汗)。
本といっても別に私がまるまる一冊書いたわけではなく、仏様と共同執筆で1章書いているだけですが、うれしいもんですね (^^;)。私の学生がデータを提供してくれたポッドキャストプロジェクトについての論文です。興味のある方はぜひご一読ください。

Monday, June 02, 2008

学会@マディソン:番外編

マディソンでは学会も楽しみましたが、他のことも楽しみました。ほほほ。

まずアイスクリーム。ウィスコンシン大学の農学部特製のアイスクリームが直営店で売られています。さすが乳牛王国・ウィスコンシン。
そしてキャンパスに近いState Streetでエスニック料理を堪能しました。ここはなぜかインド、ネパール、アフガニスタン、アフリカなどの他ではあまり見られない料理を出すレストランがありまして、なかなか面白かったです。で、地元民(というか、元、そして現UW-M学生)のおすすめのレストランへ行きました。
  
左が金曜日の夜に食べたアフガニスタン料理、右が日曜日に食べたネパール(?)料理です。手前が私(アフガン=なす、ネパール=豆腐)、奥がYさんが注文したもの(どちらも鶏肉)です。どちらも初めて食べる料理でしたが、おいしかったです!特に豆腐のシシカバブのソースがめちゃくちゃおいしかったです。私は味に関してはまったく無知なのでどんな味だったか説明できないのが残念です...(T_T)。

さて、ウィスコンシンと言えばビールですが、なんとキャンパスにビアガーデンが!ここまでとは...。初日にアイスクリームを食べに行ったときに見つけたのですが、すごいです、これ。普通、アメリカの大学は「dry campus」と呼ばれるアルコール禁止のキャンパスがほとんどですが、ここは違う!!!
写真にあるように、キャンパスの北にある湖に面したところにビアガーデンがあり、地元のビールを始め、いろいろなビールが楽しめます。私が行った時には、テントのところでライブバンドの演奏もありました。この大学の院生・Hさんに聞いたところ、飲酒OKの学生はビールを飲みながら勉強するそうです。日本語の会話クラブ(?)もビールありということでした。
こういうの、いいですよね〜。イギリスとドイツの大学に行った時に友達にキャンパス内のパブに連れて行ってもらったんですが、それを思い出しました。

でもやっぱり私はアイスクリーム!