Friday, February 27, 2009

春休み

春休みでございます。

明日から約1週間、NYに行ってまいります。

教え子たちから「遊ぼう」連絡が届いております(まあ、行くでって連絡したら、そりゃ誘わなあかんって思うわな...)。遊ぶぞ!

Saturday, February 21, 2009

経費削減?

先日、新聞記事がほしくて、旧帝国大学の附属図書館に行きました。データベースで検索してお目当ての記事を見つけたので、印刷しようとしました。すると、図書館の人に、

「紙は持参でお願いします」

と言われました。そんなこと知らなかった私は、たまたま持っていた紙の裏を使いました(情けない)。

無駄な印刷をさせないために、紙は利用者が持ってくることになっているんですね。確かに、アメリカでの大学院時代、大学のコンピュータラボでどーでもいいメールなどを印刷している人を見て、もったいないなあと思っていました。でも、紙を持参させるとはすごいです。大学院生とか、大量の資料コピーがいる人は大変ですね。

ちなみに、図書館のコピーは紙が提供されています。1回10円。

Friday, February 20, 2009

いよいよブログで配信開始!

学生アシスタントのBさんのがんばりで、ようやく現勤務校のポッドキャスト専用ブログが完成しました!

こちらをクリックして、ぜひご覧ください!

先学期の6作品が公開中です。また、学生が日本語クラスの活動の一環としてやっているブログへのリンクもあります。

ぜひコメントをお願いします!

Thursday, February 19, 2009

相変わらずです

最近、全然ブログの更新ができていません。ああ、情けない。

前回のポストで書いたように、ローテーションで1週間ごとに違うクラスを教えています。前回のポストのあとに教えたクラスでやったのは、「日本の文字」と「CM分析」。どちらも、私が興味があるリテラシー教育に関係しているトピックです。

「日本の文字」のほうはYuriさん直伝?の教材です。日本の文字についての読み物を読んだ後、実際に文字がどのように使われているかの例を集めて話し合い、レポートを書くという授業をしたのですが、やはり日本にいるだけあって、素材はたくさんあったようです。集めた例の分類に時間をかけすぎて分析や話し合いが深められなかったという反省もあるんですが、学生は面白い例をいくつか持ってきてくれました。その1つが、漫画の中で日本人が英語を話すというシーンがどういうふうに描かれているか。『BECK』という作品にあった、英語が不得意なキャラの場合はカタカナで縦書き、ぺらぺらのキャラの場合は漢字かな混じりで横書きという表記。しかも、ぺらぺらの吹き出しはフォントも違いました。こういう表現は漫画ならではで、小説では無理だという意見が出て、文字の見え方でいろいろな表現ができるということがわかりました。

「CM分析」では、ひたすらCMを見て、対象オーディエンスやCMに反映されている価値観を分析して話し合い、CMで使われていることばに関する論文の抜粋を読みました。素材集めの段階でCMを見まくったのですが、恐ろしいほどに車のCMが多い。しかも女性向けが多く、男性向けのと比べると明るくて運転が簡単というイメージを打ち出しているのがはっきりと分かりました。なるほど、女性ドライバーが増えるわけです。あとは、アニメ番組で流れるCM。相変わらず男の子は外で元気よく戦隊ごっこ、女の子は家の中でおままごと。この傾向は変わらないんですかねえ。そうそう、なぜCM分析の授業をしたかと言うと、このクラスでCMを作るというプロジェクトをするからです。ポッドキャストで配信予定なので、お楽しみに!

Sunday, February 08, 2009

考える人?

春学期も第4週目に突入し、講師が担任以外のクラスを教える「ブロック制」が始まりました。昔、大学院生時代にTAをしていたとき、数週間ごとに教えるクラスをローテーションしていたのですが、それと同じシステムです。

ブロック初日、私が担任のクラスに入ったM先生に感想を聞くと、「もっとできてもいいんではないかと思った」と言われました。読み物の内容について質問をしても学生が的確に答えられなかったため、思った以上に反応が悪かったということでした。正直、ショックでした。別に「私の学生はデキる」とは思ってませんでしたが、そんなに悪くもないと思っていたので...。

でも、M先生に外からの視点から意見をいただいたことで、私は自分のクラス運営や教育理念について考えることができました。ありがたいことです。

M先生に「反応が悪かった」と言われた時、私のやり方はどこがまずかったんだろうか、学生のためになってなかったんだろうかと、自己嫌悪に陥りました。そして「どうにかせなあかん。変えなあかん」って焦りました。そのうち、訳がわからなくなって、私は学生をどこへ連れて行きたかったんだろう?日本語使いとして、学生にどういうふうになってほしかったんだろう?そういう根っこの部分について考えました。

M先生のおっしゃる「反応の悪さ」は、M先生が期待していたような中級レベルの読みの正確さや言葉使い(使う語彙とか文法など)がなかったということに起因しているのではないかと思います(もちろん他にもいろいろあったと思いますが)。私は授業でそういう面を強調していませんでした。どちらかと言うと、学生には、とにかく試行錯誤しながら日本語で自己表現をすること、人と関わること、自分の頭で考えて自分の足で立つことを、日本語学習を通して学んでほしいという気持ちが強くて、そういう部分がコース設計にも授業にも出ていたと思います。でも、その気持ちが極端になって、いつの間にか学生が何か意見を言っていればいいや、みたいなちょっと筋が通っていないことをしていたと思います。

私は弱いし、影響を受けやすいし、迷いがある人間なので、よくブレます。だからこそ、一本「これだ」と思うことを持ちたいと強く望んでいます。その「これだ」と思うことを人に伝えられるように、そして何より自分の中でびしっと持っていられるように、がんばりたいと思います。今の目標は「バランス」ですかね。

なんかまだ煮詰まってなくて上手く言えないんですけど...。