Sunday, March 25, 2007

腐ってるの?

Yahoo!Japanニュース・エンターテイメントを読んでいたら、「腐女子」という言葉が目につきました。どうやらボーイズラブ(BL)が好きなオタク女子のことらしいです。ググったらウィキペディアのページがひっかかって、「婦女子」の「婦」を「腐」に変えて作った言葉だということを知りました。

腐ってるんですか...。うーん、私もかつては腐ってたんや...。十数年前アニメオタクだった私、もちろん(?)BLも読みました。美化したものから、発禁モノのグロいものまで幅広く...。はまりませんでしたけどね。あの頃は同性愛者は今ほど知名度(とでも言うのでしょうか)はなくて、「こういう世界もあるのか」と思ったものです。BLの作者はおそらくほぼ全員女性で、すごい想像力だと感心しました。

それにしても「腐女子」ってすごい言葉だと思いませんか?言い得て妙...。

Saturday, March 24, 2007

学会@ボストン

木曜日に学会発表のため、ボストンに行ってきました。経費節約のため、発表当日の早朝、チャイナタウンバスで5時間かけてボストンへ。地下鉄がなかなか来なくて間に合わなかったらどうしようと焦りながら1日が始まりました。

ボストンに着いてホテルに行くと、同じパネルで発表するメンバーが集まって練習していました。練習なしで本番に挑んだのは、私と共同発表者のKazzさんだけでした(汗)。実を言うと、Kazzさんときちんとお会いしたこともなかったんですが、ブログとメールで親交を暖めてきたかいあって、発表は無事終了。

パネルの内容はこれまでの教育・学習理論を批判的に考察し、そこから生まれた理論の実践例というものでした。皆さん、非常に面白い研究をしていらっしゃいます。S大学のKさんのクリティカルリテラシーの実践に特に興味を持ちました。留学生の発話がカタカナで表記されていることを議論の出発点に、カタカナの使われ方を批判的に検証するというプロジェクトの発表で、ご本人はこんな小さいプロジェクトのことを偉そうに発表してもいいのかしらと謙虚におっしゃっていましたが、私たち教師が日常さっと流してしまう点を絶好の学習の機会ととらえるその気の持ちようと言いましょうか、常に物事を批判的に見る目をお持ちのKさんはすごいなあと思いました。この分野に足をつっこんで本当によかったと思います。

発表の後はパネルのまとめ役の仏様による「飲み会」(?)に参加。総勢30名ほどの大所帯で、ボストンのチャイナタウンにあるマレーシア料理の店で舌鼓をうちました。いろいろな人とお話しすることができて、楽しかったです。

翌日金曜日は仏様をガイドにボストンツアー。ボストンは古い町並みを残す努力をしているんでしょうか、Copley Square以外は建物が低めで、茶色いれんがで統一されていました。ちょっと京都を思わせます。



ハーバード付近の日本料理レストランで昼食をとった後、またもや出発ギリギリでバスに乗り込み、一路ニューヨークへ。自宅に着くころにはヘロヘロでしたが、学会は本当に楽しかったです。他の発表が聞けなかったのが残念でしたが...。

次の学会発表は5月です。修行は死ぬまで続きます。

Monday, March 19, 2007

春休み終了!

春休みも終わりです。「することリスト」をチェックしてみましょう。

1. 来週の学会発表の準備
2. 夏の学会の原稿書き
3. 論文書き
4. 税金申告
5. コンピューターの修理(バックアップをとって、HDを初期化)
6. 『のだめカンタービレ』を読む
7. 来週からの授業の準備

3と7はまあ半分ぐらいやったでしょうか...。完全には終わっていないのでチェックしませんでした。

ま,最後のスケートにも行けたし,充実した春休み...ということにしておきましょう。

Sunday, March 18, 2007

Birthday

Birthday cards/e-cards/e-mails: five
Birthday party: one
Birthday gift: one
Happy 3X years old: one

と,"Bridget Jones' Diary"風に書いてみました。写真はパーティーの料理ともらったプレゼントです。O先生,N先生,Pさん,Nさん,どうもありがとうございました!



Saturday, March 17, 2007

ばちばち...

って,窓にあたる雪の音。ニューヨークは水っぽい雪が降っています。今週夏時間になったんですけど...。


写真は3月16日午後10時過ぎのタイムズ・スクエアの様子です。web camでインターネット配信されているものを,スクリーンショットで撮りました。

夏時間になったのに...雪。

Wednesday, March 14, 2007

大掃除

コンピュータを使い始めてから約10年たちますが、生まれて初めてまともなバックアップをとって、愛機・iBook G4の大掃除をしました。ことの始まりはハードドライブ(HD)から時折聞こえる「ウィーン」という音。以前デスクトップG3でHDからの怪音を無視し、コンピュータを破壊した経験を持つ私は、とにかく音には敏感なのです...。点検したら「ディレクトリの損傷が激しく、修復不可能です。バックアップをとって初期化してください」とのメッセージが。(;゚Д゚) が〜〜〜ん

これは大変と、知り合いのマックの神様にお伺いをたててさっそく250GBの外付けHDを購入し、今日1日かけてバックアップとり→HD初期化→OSとソフトの再インストールと再アップデート→ファイルの移植という復旧作業を地道にやりました。まあコンピュータの大掃除ですね。大活躍したのがこの外付けHD↓さすが250GBも容量があると、何をコピーしてもまだまだ空きがあって、とにかく目につく「大切そうなもの」すべてのバックアップをとることができました。


復旧作業はまだ終わってません...。Mail, Firefox, iTunes, Microsoft Officeを元に戻した段階で力つきてしまいました...。これからはちゃんとお世話するので、もう機嫌が悪くなったりしないでほしいなあ。

Monday, March 12, 2007

明るいゴシック

追加税金支払いで落ち込んでいた私。そんな時、友人から遊びのお誘いがかかり、気をとりなおして外出しました。行ったところはThe Cloisters(クロイスター)。メトロポリタン美術館の一部で、マンハッタンの北・190丁目あたりにあります。Cloisterというのは修道院のことで、中世ヨーロッパの修道院で使われていた建築資材をアメリカへ持ってきて、再現したものだそうです。

展示物も中世ヨーロッパのものでした。石造りの建物で、中に入ると庭を囲むように廊下があり(←左)、昔フィレンツェで行ったところによく似ていました。案内図がなかったので、気のむくままにぶらぶらと中を見てまわったのですが、イタリアを旅行した時に見たものにそっくりのものばかり。中世ヨーロッパのコレクションなので、そりゃ当然なんですが、ちょっと懐かしくなりました。

ある展示室に、「Gothic」という言葉を見つけました。以前スコットランドへ行った時、グラスコーでゴシック様式を堪能した私。あの重々しい感じが好きだったので入ってみたんですが...うーん、明るい。ゴシックって暗くて重々しくて、私にはヘビメタのイメージがあったんですが、クロイスターのはなんか...Bon Joviみたいでした。私がグラスコーへ行った時は曇りで空がどんよりしていて、今にも雨が降りそうでした。今日のニューヨークは快晴。青い空の下(いや、室内でしたが)で見るゴシックは、明るかったです。

Sunday, March 11, 2007

(ToT)

春休みの「やることリスト」の1つ、税金申告をしました。昨年同様、某会社のオンラインサービスを使いました。写真はその画面。2006年度は夏も働いたので、ちょっと面倒でした。何せ夏の雇用主が他州の学校なので、その州でも税金を納めました。...多分そうだと思うんですが...。もしかしてしなくてよかった?!

去年初めて連邦政府に追加税金を払いました。その額600ドル。今年は夏の収入がある分、きっとまた追加だろうと覚悟していたんですが、はじき出された金額を出て顔が真っ青になりました。

写真があまり鮮明じゃないですが...。Federal(連邦)に1792ドル、州に798ドル!!!!!金額の下の"Owe"(「負債」ということですね)という無情な一言...(ToT)。合計金額でMacBook Proが買えるじゃないですか...。

まあ、どうしようもないんで、払いましたけどね...。でもね... _| ̄|○ がっくり。

春休み:することリスト

春休みです!この休みを有意義に過ごすため、ここに「することリスト」を載せて、がんばりたいと思います。
  1. 来週の学会発表の準備
  2. 夏の学会の原稿書き
  3. 論文書き
  4. 税金申告
  5. コンピューターの修理(バックアップをとって、HDを初期化)
  6. 『のだめカンタービレ』を読む
  7. 来週からの授業の準備
順不同です。来週の日曜日までに全部できているでしょうか...。また報告します。

Tuesday, March 06, 2007

難しいなあ...

今日の2年生の授業でポッドキャストの反省会というか、次回に向けてどうしたらよくなるかを学生とほんの少しだけ話し合いました(本当は時間をとるつもりだったんですが、『電車男』を見てしまい...)。このポッドキャストでやりたいことは4つあるんですが(学生も読んでいるみたいなので、あまり詳しく書きません...)、それを全部やるのは難しいというのが、今日の話し合いの感想です。

学生に気づいてもらいたいことがあるんです。私が言ってしまえば、ものの30秒ですむことです。でもそれを学生に自分で見つけてもらいたい。どうすればいいんだろうか。試行錯誤の毎日です。このプロジェクトは非常に面白いんですが、援助者として、私はどういうふうにすればいいのか、いろいろ考えます。

でも一方で、私が学生に気づいてもらいたいと思っていることは、もしかしたら学生は気づいているのかもしれないけれど、大したことだとは思っていないのかもしれません。まだまだポッドキャストの作り手、情報の発信者としての自覚がないのかなあ。学生はまだ最初の一歩を踏み出したところなので、焦ってはいけないのかもしれません。ことばを使うこと、伝えたいことを確かに伝えるにはどうしたらいいのか、いろいろ考えて成長していってほしい。私もそれを援助しながら、教師として成長したいなあ。

Monday, March 05, 2007

学会発表

今週末はアイオワ大学で行われた学会に出席してきました。アイオワはニューヨークより寒かったです(涙)。でも空港からキャンパスへの道のりやキャンパスの感じが非常に母校に似ていて、懐かしくなりました。やっぱり中西部は私の故郷です。安心します。右の写真はは学会の会場となったフィリップスホール、左は道をはさんで向かい側にある建物(Old Capital?)です。

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学会のほうはというと、初日の土曜日は睡眠不足でヘロヘロ状態だった私ですが、私と仏様の発表は翌日の日曜日だったので、発表を楽しんで聞きました。みなさん、面白いことをしていらっしゃいます。中でも興味をひかれたのが、1年生のコースに研究プロジェクトを導入するという実践報告でした。1年生のブログや先学期のポッドキャストプロジェクトを通して、「基本文法を勉強して初めて「内容」があることをする」ということに疑問を感じていた矢先、別にそんなに待たなくても学生が興味があることを調べて発表したりする機会を作ることの大切さを実感しました。「できないだろう」と思って規制しているのは教師なんですよね...。基本文法ができていようができていまいが、崖がから蹴り落としても学生は自分で考えて崖を這い上がってくるんですよね。周囲の人間(教師、クラスメート、日本人の友達など)からのサポートが重要になると思いますが、人間って普通周囲の人と一緒に生きているわけで、たとえ一人でできなくても自分の力プラス他者の援助でできるのであれば、初級からでもどんどんいろいろなことにチャレンジしてもらえばいいんじゃないかと思いました。

発表も楽しかったですが、母校の指導教官と話したり、学部の大学の後輩に会ったり、それは楽しいひとときを過ごしました。

自分の発表は共同発表者の仏様のおかげで成功でした。ああ、仏様、ありがとう。ただものすごい早口でまくしたてたので、聞いてくださった方には申し訳ないことをしたかなあと思います。内容が濃かったので仕方なかったんですが...。

今月はあともう1つ発表があります。これからその準備をしなくては...。ま、来週は春休みですからね。何とかなるでしょう。