Saturday, October 28, 2006

中間試験

木曜日に中間試験がありました。今日採点が終わったんですが、まあ妥当な点数でした。でも学生は本当によくがんばったと思います。ちょっと成績がよくない学生の答案を見ていると、やっぱり私の教え方がよくないのかなあと反省します。

でも成績だけがすべてじゃないんだなーと思う今日この頃。実は学生が「日本語の勉強は大変だけど、とても楽しい」とブログに書いてくれました。もし「成績はいいけど、あまり楽しそうでない学生」と「成績はそこそこだけど、楽しそうな学生」がいたとしたら、私は後者が自分のクラスにたくさんいたほうがうれしいです。みなさんはどうですかね。

Sunday, October 22, 2006

失言その2

友人のホッケーの試合を見ていました。そのリンク付近で6〜7才ぐらいの子供の誕生日パーティーをやっていました。そのうち数人が私のすぐ横に来て、試合を見出しました。そして私に向かって一言。

"Is your son playing?"(息子さんが試合に出てるの?)

...試合に出ていたのはガタイのいい男ばかり。最年少18才。最年長はきっと40才前後でしょう。そんな人たちの「お母さん」に見えたのか、私...。子供って残酷。

Thursday, October 19, 2006

遂に!!!

ああ、憧れの1階席。 遂に夢が叶いました!今日、マディソンスクエアガーデンでNew York Rangers vs. Nashville Predatorsの試合を見ました。ゴール真裏、前から10列目です!なんて素敵な席なんでしょう。ゴール裏にあるカメラが邪魔だと思える席なんて、そうそう取れません。でもそこはシーズンチケットを持っている友人に頼み込んで連れていってもらいました。

授業が終わるのが7時前なので、MSGに着く頃にはもう試合は始まっています。一刻も早くMSGへ着くために地下鉄エキスパートの同僚と学生にどの車両に乗ったらいいのかを聞き、授業を終えてダッシュでMSGへ。友人と落ち合い中に入るとそこは天国が待っていました。リンクから私たちの席まで5メートルもなかったでしょう。ゴール付近の攻防がむちゃくちゃよく見えました。正直、感動で泣きそうになりました...。

試合のほうはというと、シュート数ではRangersが上回っていたにもかかわらず、Rangersは「ゴール前でダンスしてる」(友人談)かのようにパックをあちらこちらにまわすものの得点は全くできず、それとは対照的に素早くパスをつなげて効率のいい攻撃をしたPredatorsが3-0で勝ちました。ペナルティーの数が結構すごくて、Rangersの2-man advantage(相手がペナルティーで2人少ない)という状況があったにも関わらず、チャンスをいかせずじまい。友人は"It's bad hockey"と言っていましたが、そりゃあなた、Chicago Blackhawksファンの私にしてみたら、そんなもん日常茶飯事ですよ(今年は調子がよくて、もしかしたら...って思ってますが)。Bad hockeyにしろ、good hockeyにしろ、すばらしい席で試合が見られて、本当によかったです。

さて、このお代は250ドル分(チケット定価。人に売る時は倍にしているらしい)の日本語レッスンでございます。何をすればいいんでしょうね。

Wednesday, October 18, 2006

失言

今日、帰宅途中での同僚との会話。話題はよくお世辞を言うある人について。

私「あのお世辞、ほんま、いややわー」
同僚「ねえ。yukkiさんにも「先生、今日もおきれいですね」とか言ってるよねー」
私「そうそう」
同僚「そんな関西人でも言わないような冗談」

おい、こら、同僚よ。キミは失言大王や。

Monday, October 16, 2006

労働へのご褒美=メキシコ料理

日曜日だというのに労働した私。スケートに行く予定だったんですが、一緒に行く約束をしていた人と連絡がつかなくて、こりゃ時間は有効に使わねばと、大学まで来てたまっていた仕事をしたのでした。そのうち連絡がついて、寝過ごしたことが判明(4時まで寝てたって、すごい...)。スケートは無理だけど晩ごはんを食べようってことになって、外食しました。

先日会った時にメキシコ料理のおいしい店があるという話をしていたので、そこに行きました。メキシカンと言えばお手ごろ感のある料理ですが、レストランに着いて私はのけぞってしまいました...。おそらくNYに来てから行ったレストランの中で一番いいです(あんまし行ってませんけど...)。 Rosa Mexicanoというレストランで、入ると正面の壁一面に2階の高さ分の滝に飛び込む人のオブジェがたくさんくっついているモダンアートが飾ってありました(写真の右側)。内装がモダンなら出てくるものも「これは本当にメキシカンですか」って感じの料理で、ブリトーやらエンチラーダを想像していた私にはちょっと勉強になりました。

食べたものはですねー、えーとその場で作ってくれるGuacamoleとステーキのクリームマッシュルームソースがけみたいなです。これが非常においしい!今まで私が食べたステーキはステーキやなくてただの肉のかたまりやったんやと思ったのでした。肉食の方、ぜひ食べてみてください。

Sunday, October 15, 2006

よくがんばりました。

土曜日恒例のホッケー観戦(写真)。今日勝てば優勝ということで、応援に行ってきました。いつもの応援団は都合がつかず、結局私と友人のみ。うーん、寂しいぞ。着いた時は第1ピリオドが3分ほど経過したところで、1-0で勝っていた!一緒に行った友人は「私が見に来ると負ける」とジンクスを気にしていましたが、そんなもん、「父が車を洗ったら、雨が降る」というのと変わりゃしません。因果関係は証明できないのです。勝つと信じて応援するしかない!

今日は主力メンバーが用事で参加できず、なんとも苦しい台所事情。ベンチにひっこんだと思ったらまたリンクへという状態で、ちょっと選手にはかわいそうだったかも。それでも先週と比べると非常に動きがよくて、ラインのコーディネーションもばっちし。パスも通るし、ガンガンゴールを狙ってました。パワープレーで得点を追加したし、相手のパワープレーも無得点でやりすごしてました。でもやはり試合が進むにつれ、疲労度が高くなっていったのでしょうか、動きが鈍くなったかなーと思ったら、いつの間にか2-3。最後にゴーリーをベンチに下げて必死に攻撃するもむなしく、負けてしまいました。

選手たちはちょっとくやしかったようですが、私はとてもいい試合をしていたと思います。プロじゃないんで勝つだけが目的じゃありません。楽しくすべってホッケーやって、幸せな人たちだな〜と思ったのでした。私も楽しませてもらって、幸せ。

Saturday, October 14, 2006

TGIF



金曜日です!ああ、なんて楽しい響き。しっかり仕事しましょ〜ということで、3時からちょっとつまづいている1年生相手の補習。5人来る予定でしたが、結局2人しか来なくて、ちょっとがっかり。まあ、人数が少ないほうがやりやすいんですけどね。私のクラスから来た学生は今日が誕生日だったのに、お祝いは後でってことで補習に来てました。偉いなあ。補習では基本的な文型と助詞を復習した後、プリントで練習問題をやって、終わったのは5時半過ぎ。疲れた...。

その後、近所の電気屋さんへ行って、ついに買いました!デジカメ。私は研究の専門がテクノロジーだとほざいているわりに非常に遅れていて、今までデジカメを持っていなかったのです(恥)。で、意を決して買いました。さんざん迷ったあげく、サムソンのDIGIMAX S500(写真)を購入。1GBのメモリを15ドル安くしてもらって、合計155ドルぐらいでした。これで授業に使う写真とかバンバン撮ろうと思います。

夜は先日知り合った日本人留学生のTさんと食事。自宅付近のイタリアンレストランに行こうと思ったんですが、いっぱいだったので、私が勤務する大学近辺のイタリアンレストランまで行きました。8時まで授業で疲れていたTさん、引っ張って行ってすみません...。食事中はTさんの研究分野と日本のプロ野球の話で盛り上がりました。帰り道はコンサートの話。2人とも「タテのりで暴れるコンサート」をやるバンドが好きだということが判明し、「やっぱりコンサートは座ってちゃだめですよね〜」と言って別れました。いやー、楽しかった。

Friday, October 13, 2006

無事です

水曜日にマンハッタンで小型機が高層住宅ビルに突っ込むという事故がありました。テキサスにいる友人が心配して職場まで電話してくれたんですが、それで初めて事故のことを知った私...(とほほ)。「え?知らないの?」と言われてしまいました。でも事故現場と職場はむちゃくちゃ離れているんですよ。しかも当日の授業の準備で必死でしたし。

親も心配していたら悪いなーと思って電話したら、母が「最初はどきっとしたけど、場所が全然違うってすぐわかったから心配してへんかった」ですって。父は「午後2時に自宅にいるわけないから、大丈夫だと思った」。確かに。短くなったとはいえ、私、朝8時過ぎから夜7時過ぎまで職場にいますからね...。自慢できませんけど。

Monday, October 09, 2006

発表→ホッケー→食事→パーティー

濃いぃ(関西人は語尾を伸ばすので、「ぃ」をつけてみました)土曜日でした。まず朝はNY日系人会でブログプロジェクトについて発表。週末の朝7時起床は つらかったですが、先週地下鉄をナメてえらい目に遭ったので、早めに家を出ました。発表は上手いこといって、どうやって日本語教育でブログが使えるかとい う話ができたと思います。和食のお弁当をいただいた後、多和先生の講演を聞き、また勉強させていただくと同時に、力をいただきました。

その後、先週は行けなかったホッケーの試合へ(写真)。友人は都合で試合には出ていなかったんですが、いつも試合を見に来るメンバーはしっかりいました。こうやってホッケーファンが増えればいいなあ。試合のほうはというと、負けてしまいました。第1ピリオドが「?」っていうほどダメで、ラインのコーディネーションが悪くてゴールすら狙えない状態。「え?こんなチームやったっけ?」と思っていたら、いつの間にか0-2。第2ピリオド途中から盛り返して、ガンガン攻めまくったんですが(最後は相手のペナルティー+ゴーリーをベンチに引き上げてオフェンスを1人追加)、結局負けてしまいました。これで1勝1敗で、土曜日に最終決戦です。これで優勝が決まるそうです。

試合の後、チームの人と応援に来ていた人で近くのバー&レストランで食事をし、それからチームメンバーが誕生日パーティーをしているということで、その会場へ行きました。タクシーで行こうとしたんですが、グループの1人が荷物を置きに自宅に立ち寄っている間になぜかドライバーの機嫌が悪くなり、目的地が正確にわからない私たちにさらに怒りだし、途中で降ろされてしまいました。こんなこと、初めてですわ。ま、すぐに別のタクシーを拾って行きましたけどね。

パーティーはこじゃれたバー&レストランであったんですが、私はお酒も飲めないし、そこには知っている人もあまりいないので、なんか行くのイヤやなーって思ってたんですが、あまり閉じこもっていてはいけないと思い直し、がんばってみました。結局NY Rangersのシーズンチケット(!)を持っているホッケーチームの人をつかまえて、「頼むからそのチケット、ちょっとわけて」っていう説得をしてました...。先週からNHLのシーズンが始まり、今年こそは試合を見に行くぞと意気込んでいたので、私の気合いが伝わったのでしょうか、OKしてくれました。ゴール裏のシートですよ!ゴール裏!!もうChicago Blackhawksの試合じゃなくてもいいです(いや、それも見に行く予定です)。何でもいいから試合が見たいのです。後でいくら請求されるか、ちょっと心配ですが...。

そんなこんなで、うちに帰ったら午前2時を過ぎてました。地下鉄で帰ってきたんですが、人がいっぱい乗っていてびっくり。さすがNY、眠らない街です。

Saturday, October 07, 2006

刺激的な日々

昨日、今日ととても刺激的でした。アマースト大学の多和先生が講演に来てくださり、色々お話をうかがうことができました。先生の講演は英語を母語とする初級日本語学習者向けの内容で、日本語学習がどういうものなのかということ、そしてどうすれば効果的に勉強できるかという内容でした。2年生の学生にブログで感想を書くようにと宿題を出したのですが、さっそく二人(ロキさんGraigさん)が書いてくれました。二人とも自分の勉強方法を振り返るいい機会になったようです。面白かったのは、どちらも日本語が英語母語話者にとって一番習得が難しいという多和先生の言葉に言及している点です。日本語は難しいとは思っていたようですが、実際に講演で先生がそうおっしゃるのを聞いて、その認識を新たにしたのでしょうか。マラソンの有森選手じゃありませんが、「自分で自分をほめてあげたい」(でしたっけ?)気分なのかもしれません。

そして今日は多和先生と同僚と3人でゆっくりと晩ごはんを食べる機会がありました。昨日は講師全員で夕食会だったので、全くお話しできなかったのですが、今日はじっくり先生が実践なさっているSTEP Methodについてうかがうことができました。学生一人ひとりの学習スピードにできるだけ合わせられる柔軟なカリキュラムで、ほぼ個人指導のような形で日本語を教えていらっしゃるそうです。学生が設定した目標に到達するまで次のステップには進まないというやり方は、実は私の理想です。現在の教育システムではなかなかできませんが、多和先生は実践していらっしゃるんですよね。すばらしい。このブログでもちょこっと書きましたが、この1ヶ月、1年生で試行錯誤の日々を繰り返しています。でも「できるところからやればいい」と先生に励まされ、気持ちを新たに学生と向き合う気力というか、エネルギーをいただきました。

Thursday, October 05, 2006

過剰反応?

今朝、Todayという朝のニュースショー(?)を見ていたら、テキサス州の小学校美術教師が5年生を美術館に連れて行き、裸体彫刻や絵画を見せたために解雇されたというニュースを見ました(詳しくはこちら) 。ある児童の親が「裸体を見せられて、娘は気分を害された」と苦情を言ったようですが、これを聞いて私は「さすがブッシュが知事だった州」と思いました(テキサスにももちろんいろんな人がいると思いますけどね)。

裸だと言ってもれっきとした美術館に展示されている芸術作品です。ポルノじゃありません。人間の美しい肉体美、そしてそれを見事に再現した彫刻家や画家たちの技術を鑑賞するということがどうしてできないんでしょうか。「裸=いやらしい、恥ずべきもの」という親の考えで檻の中に閉じ込められて「無菌状態」で育てられた子供は、菌だらけの現実社会で生き延びられる人間になれないのではと思います。

アメリカではたいてい酒、タバコ、暴力、セックスはぜーんぶダメ、子供に見せちゃいかんって規制だけは厳しくしていますが、子供は好奇心旺盛で、親に内緒でやってるんですよね。その結果どんなことになるかという知識がないままやるもんだから、ものすごくひどい目に遭ったりするわけです。どんどんそういうものに子供をされせばいいと言っているわけじゃありません。ただ「無菌状態」はいかがなものかと思うわけです。最近「抗菌グッズ」が流行していますが、そのために菌に対する抵抗力が弱くなって病気になりやすくなったと聞いたことがあります。「無菌」の弊害ですね。

Wednesday, October 04, 2006

トンネルの先の光?

今まで「八時に起きます」とか「昨日働きました」とか、結構つまらない(失敬)ことしか言えなかった一年生。でもここ数日で動詞が相当入り、日常生活に関してかなりモノが言えるようになりました。今日は「(場所)で〜する」も練習したので、これから授業前のちょっとした会話も日本語だけでできるでしょう。今までつらかった...。

Monday, October 02, 2006

会食

同僚に誘われて、広島大学のN先生ご一行様とHell's Kitchenで会食してきました。日本の大学の先生って生真面目で冗談も通じないというイメージがあったのですが、N先生は非常に面白い方で、上手く言えませんが、柔軟な知性派っていう感じの方でした(真面目じゃないと言っているわけではありませんので、念のため)。N先生はブログを使った国語教育に取り組んでいらっしゃいます。私も日本語教育でブログを利用しようとしている者として、先生の実践に非常に興味があります。で、そういう話をしたのかというと、まあしましたけど、ほとんど関西やら漫才やら、全然別のことで盛り上がってました。N先生は私の実家近辺のことをご存知で(奥様が実家の近くにある大学のご出身だそうです)、いやはや、驚きました。しかも同席していたN先生の学生さんが、私のアパートのすぐ近くに住んでいることも判明。どこでどうつながっているかわからないものです。

N先生とお話しして1つ「?」だったこと。同僚が私の好き嫌いの多さに言及した時、N先生に「何がだめなんですか?」と聞かれたので、「タコ、イカ、エビ...においとテクスチャーがだめなんです」と言ったところ、この「テクスチャー」ということばにものすごく反応されていました。なぜでしょう...?そんなにヘンなことなんかなあ。

Sunday, October 01, 2006

ウェ〜ルカ〜ムトゥ〜

...ブルックリン。今日は先週と同じく友人のホッケーの試合を見に行くはずでした。「先週行けたし、もう大丈夫」って油断しました。乗り換え駅で先週乗った地下鉄の路線が今日は走ってないことがわかり、いつも持ち歩いている地下鉄路線図を見て周辺に行きそうな路線に乗ったんですが....全く正反対のブルックリンへ行ってしまいました...。気づいてみれば地上に出て橋を渡り、一気にブルックリンへ(涙)。とにかく降りて来た方へ戻りましたが、試合が終わっているであろう時間だったので、諦めて自宅に戻りました。乗車時間約2時間半。とほほ。

昔、友人がシカゴからデトロイトまで車で行こうと思ったら、いつの間にかウィスコンシンに行っていたという話を「大ボケやん!」って笑っていた私。 友人よ、すまん。同じ目に遭って、初めてつらさがわかったよ...。