Monday, March 20, 2006

あったかくていいな〜...じゃなくて。

毎年毎年、「今年は暖冬だ。いつもより暖かい」ということを誰かが言っていると思いませんか?そりゃ極寒よりある程度暖かいほうが過ごしやすいですが、これから先のことを考えると、そういいことでもないと思います。

CBSの"60 Minutes"という番組で、アメリカ政府が地球温暖化に関する公式文書の検閲をして、温暖化がそれほど深刻な問題ではないかのように情報をコントロールしているという放送をしていました。政府発表の公式文書は検閲が通っていて当然だと思いますが、科学者が書いた地球温暖化の文書を検閲しているのは、石油会社関係のロビイストである弁護士だそうです(この弁護士はもう政府職をやめたそうですが)。ブッシュ政権はオイルマネーに依存しているので、こういうことになるんでしょうね。

アメリカは京都議定書に署名していますが、批准していません。つまり議定書で決められた温暖化防止政策の実施を拒否しているわけです。今がよけりゃそれでいいって感じでしょうか。安い石油がないと怒り、使い捨てのフォークや紙皿を使うアメリカ人...。みんながそうじゃありませんが、そういう人が多いような気がします。日本の過剰包装もどうかと思いますが。

"60 Minutes"に出演していた科学者は、10年以内に手をうたなければ温暖化を止めることはできないと言っていました。北極の氷がとけてワシントンが水びたしになるにはまだまだ時間がかかるでしょうが、もしそうなった時、ブッシュ政権はどういう評価を受けるんでしょうかね。

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