2006年の春学期の授業が一応無事終了しました。最後の今日は復習シートを渡して、期末試験の準備に授業時間をあてたのですが、うーん、できる学生とそうでない学生の差がすごーく出ました。全6ページの復習シートがすべて終わる学生と、1ページ終わらせるのがやっとの学生...。
昨年度の学生がみんな平均してできる学生だったので、この差はきつかったです。私は難易度のコントロールが下手で、いつも一番できる学生に合わせてしまっているような気がします。そしてできない学生は落ち込んでしまうと...。
できない学生の気持ちもわからなくはないんですが、「どうしてできないの?!」と思ってしまう自分もいます。こういってはなんですが、私は「よくできる」学生でした。英語も大学で勉強したイタリア語も、クラスメートよりはできていたと思います。学校という枠組みで外国語を勉強するということにおいては挫折を味わったことがないのです。唯一あるとしたら、イタリアに4週間語学留学した時に最上級クラスに入れられて、なーんにもわからないままコースが終わってしまったという経験です。でも別に成績がつくわけじゃなし...。私のクラスにいた「できない」学生がいる環境とは全く違ったわけです。
スポーツでは「いい選手がみんないい監督になれるわけではない」とよく言いますが、教育でも「いい学生がみんないい先生になれるわけではない」んですよね。私、自分のことを考えると本当にそう思います。できない学生よ、気持ちがあまりわかってあげられなくてごめん...。
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