今日は口頭試験の日。場面を設定し、それに合った会話をパートナーとするというタスクを与えました。去年も同じことをしたのですが、難しいのが「会話の終わり方」。買い物や電話で営業時間をきくなどのタスクはパターンが決まっていていいのですが、「久しぶりに会った人との会話」がやっかいです。「これから一緒にごはんを食べましょう」とか、「もう4時ですね。クラスへ行きます。じゃ、また」とか言えるはずなんですが、緊張しているのかもう延々と会話を続ける学生が多いです。ま、試験としての会話の長さがわからないというのもあると思うんですが、こちらが「もういいですよ。終わってください」と言うと、「じゃ、さようなら」と唐突に会話を終えます。
会話の始め方は割としっかりと教えるんですが、終わり方はそんなに強調しません。今度教える時はどうやって終わるのかというのも練習しなくちゃいけませんね...。
4 comments:
先ほど、「ポットキャスティング」から、学生さんの会話を聞きました。彼らは勉強始めてどのくらいの学生ですか?『上手い~』と感動して聞いていた私です。当校の学生(多国籍)で果たしてできるのかなあ、と思うとかなりきつそう・・・。どうしても漢字圏の学生が多いと文字に頼ってしまうところがあり、会話力を伸ばすにあたってどうもっていったらいいのか、一番の課題です~。
確かに会話の終わり方ってあまりやりませんね。同じように、会話が死にそうなときの生き残らせ方とか、ディスコースレベルでのストラテジーみたいなものってあまり教えていないような気がしますね。
>swanさん
ポッドキャスティングは2年生です。4学期目の学生ですね。同僚のコースの学生で、口がまわるほうだと聞いています。でも現勤務校の学生はたいていみんな1年生を終わった段階でほとんど日本語だけで会話できるんですよね〜。大学院時代に教えていた学生とはえらい違いです。
>ヒロシさん
そう、コミュニケーションストラテジーって教えてないですよね。そういうのってプラグマティクスと同じで、現場で覚えろ、というか、実際の経験から身につけるしかないんでしょうかね。
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