Thursday, November 29, 2007

ポスター発表:運命の日

運命の日(?)がやってまいりました。夏休みにういちさんに見学させてもらったクラスでポスター発表に感動し、2年生のクラスで実施しようと決めたのは今学期が始まってから。それから行き当たりばったりで準備してきましたが、いよいよ発表当日です。

今回のポスター発表のテーマは「私とX」。自分が好きなこと/関係していることで他の人に紹介したいことについて発表しました。手順は以下の通りです。
  1. テーマに沿った内容を決めて、発表原稿(作文)のアウトラインを書く。ブログにポストして、コメントし合う。
  2. 下書きを書いて、ブログにポストする。2〜3人のグループにわかれ、グループ内でコメントし合う。
  3. コメントをもとに、推敲する。教師に提出し、コメントをもらう。
  4. ポスターを作る。
  5. ポスター発表をする。
学生は「ポスター発表」というものがよくわからなかったようで、一人が前に立ち、みんなに発表するのだと思っていました。私自身で「漫才」をトピックにしてポスターを作り、実演してみせたのですが、最終段階までよくわかっていなかった学生もいました(汗)。うーん、コミュニケーションって難しい。

さて、発表当日。一番恐れていたのは、人が来なかったらどうしようということでした。学生が一生懸命準備した発表に誰も来なかったら悲しすぎる…。事前にいろいろ宣伝をし、TAさんや先生方にも協力をあおいだ結果、10人ほどが来てくださいました。学生は8人(1人欠席)だったので、学生数と同じぐらいの人が来てくださったので、ほっとしました。学生を2つのグループに分けて30分で交代して発表するようにしたので、1つの発表に常に2〜3人の観客がいるという理想的な状態になりました。

私は観客にならず、後ろでずーっと発表の様子を見ていたのですが、学生が一生懸命発表する姿に感動しました。ほぼ全員が教室の外では日本語で誰かと交流するということがなく、いつも教室で私か会話のクラスのTAさんと日本語で話すだけ。それがいきなり知らない人に日本語で自分が知っていることを伝え、聞かれた質問に答えるという交流を行ったわけです。発表自体は1回5分程度でしたが、一番多い学生で5回発表したようです。これだけずーっと日本語を話した経験はほぼないと思います。学生が観客と一緒に笑っているのを聞いたり、自分が知っている日本語を目一杯使って説明しているのを見たりして、学生ってすごいなあと思いました。

来てくださった人にはそれぞれの発表についてコメントを書いていただいたのですが、「みんなよく知っている」「日本語で上手く説明していてよかった」「おもしろかった」といった意見をいただきました。

後日、学生にどうだったか聞いたところ、「ポスターを作るのは役に立たないと思いますが、日本人と話すのはよかったです」「みんなが話す日本語が難しくてわからなかったから、私はいつも「そうですか」で答えていました」とか言っていました。

月曜日は試験なので、それが終わったらポスター発表の最終原稿と感想をブログにポストしてもらおうと思っています。楽しみだなあ。

4 comments:

くまがい said...

ポスターセッション、なかなかの成功だったようで、おめでとうございます!それにしても、yukkiさんは、新しいことをどんどんと授業に取り入れて、その熱心さとエネルギーには脱帽です!学生も幸せですね。私もちょっとは見習わなくっちゃ...。

yukki said...

>yuriさん
ありがとうございます。新しいことをするという点については、私なんか足下にも及ばない人が若干一名、オフィスにいますからね〜。なんかほめていただくと恥ずかしいです(^^:)。来学期のプロジェクト、がんばりましょうね!

sato said...

プロジェクトの成功、おめでとうございます!!
学生も緊張すると思いますが、先生もきっとそうやったんと違いますか?お疲れ様でした~。うちとこの大学でも2年生がポスター発表やってます。トピックは日本の「人」だそうですが、日本文化・社会に影響を及ぼした人についての発表のようです。私はクラスがあるので、いけないのですが(うーん、残念。去年の私の学生の成長を見たかった・・・)明日、明後日が発表の日だそうです。

yukki said...

>satoさん
緊張というか、人が来るかどうかってことがとにかく心配でしたわ。終わってほっとしています。自分の学生の成長ぶり、見られへんかって残念ですね〜。