Thursday, October 05, 2006

過剰反応?

今朝、Todayという朝のニュースショー(?)を見ていたら、テキサス州の小学校美術教師が5年生を美術館に連れて行き、裸体彫刻や絵画を見せたために解雇されたというニュースを見ました(詳しくはこちら) 。ある児童の親が「裸体を見せられて、娘は気分を害された」と苦情を言ったようですが、これを聞いて私は「さすがブッシュが知事だった州」と思いました(テキサスにももちろんいろんな人がいると思いますけどね)。

裸だと言ってもれっきとした美術館に展示されている芸術作品です。ポルノじゃありません。人間の美しい肉体美、そしてそれを見事に再現した彫刻家や画家たちの技術を鑑賞するということがどうしてできないんでしょうか。「裸=いやらしい、恥ずべきもの」という親の考えで檻の中に閉じ込められて「無菌状態」で育てられた子供は、菌だらけの現実社会で生き延びられる人間になれないのではと思います。

アメリカではたいてい酒、タバコ、暴力、セックスはぜーんぶダメ、子供に見せちゃいかんって規制だけは厳しくしていますが、子供は好奇心旺盛で、親に内緒でやってるんですよね。その結果どんなことになるかという知識がないままやるもんだから、ものすごくひどい目に遭ったりするわけです。どんどんそういうものに子供をされせばいいと言っているわけじゃありません。ただ「無菌状態」はいかがなものかと思うわけです。最近「抗菌グッズ」が流行していますが、そのために菌に対する抵抗力が弱くなって病気になりやすくなったと聞いたことがあります。「無菌」の弊害ですね。

3 comments:

ヒロシ said...

ヨーロッパ人に言ったら笑うでしょうね。北欧のほうでは、ビタミンDを作るためか健康のためにしないといけないんだかなんだかで家族ですっぽんぽんになって日光浴している写真を見たことがありますが、そこまでいかなくてももうちょっと違った見方ができないもんなんでしょうか。いやでも、このピューリタンちっくな潔癖症で芸術なんか理解できないんでしょうね。きっとインテリジェント・デザインも信じているに違いありません。(偏見かな?)

Mate in Three said...

正確にいういと、アメリカはセックスなどは大タブー、でも「暴力」は別に良い、と。プライム・タイムやゴールデンタイムのテレビ番組はどんなに暴力なものでも誰も文句は言わないけど、ちょっと肌でも見せたりすると大騒ぎ。ジャネットジャクソンの事件の大反響は恥ずかしかった。。。

yukki said...

>ヒロシさん
ブッシュが大統領になってから、保守キリスト勢力が強くなりすぎて、ちょっと怖いです。イエスキリストだって(腰に布を巻いていますが)ほとんど素っ裸やん...と思うのですが。

>mate in threeさん
あ、確かに暴力はよく見ます。毎日テレビでものすごい数の人が死んでますもんね。「NYPD Blue」が終了して以来、もうセックスをメジャーネットワークで見ることはなくなりましたねえ。「CSI」で死体や解剖シーンを見せるのはいいけれど、生きた人間の肌はだめなんですか。よくわかりませんわ。