Sunday, February 26, 2006

『宿命』

私は寝る前にベッドの中で本を読むのが好きなんですが、最近高沢皓司の『宿命:「よど号」亡命者たちの秘密工作』を読み返しています。父に勧められた本なんですが、タイトル通り、「よど号」ハイジャック犯たちの話です。要は北朝鮮で再教育されて「日本北朝鮮化革命」という名のもとに、北朝鮮の工作員になった...というような内容です。その過程が実に緻密に書かれています。大好きな本の一冊です。

「気に入る答えを言うまで、何度でも学習を繰り返す」という洗脳、ヨーロッパで日本人旅行者をだまして北朝鮮へ連れて行くという話には背筋が凍ります。テクノロジーの発達で「世界が狭くなった」と言われて久しいですが、今も多分多くの国で「スパイ」が活動してるんでしょうね。

余談ですが、「洗脳」の手段を読んでいる時、日本語教師として私も学生に同じことをしているんじゃないか、と思いました...(汗)。

4 comments:

Unknown said...

それ同感、どこまでが我々の仕事でどこからが我々の仕事でないかよく考えないとそういうことにもなっちゃいますよね、、、

yukki said...

>ss903さん
そうそう。こちらが使ってほしいと思う語彙や文型があったとしても、それを使わずに同じように意思疎通ができればいいはずなんですよね。実際の会話では相手が「○○って言ったほうがいい。もう一度言って」なんて言いませんしね。

Anonymous said...

「気に入る答えを言うまで、何度でも学習を繰り返す」ってので洗脳と日本語教育の接点あるかもしれませんね。文型を教えると使いすぎてしまうという問題もあるし。。。

yukki said...

>ヒロシさん
ね、接点があると思ってしまうでしょう?!ちょっと怖いですよね...。ちなみにこの「洗脳」は「領導芸術」と呼ばれていて、ポイントは「自分がその答えを選んだ」と、洗脳対象に思わせることだそうです。日本語教師がヒントをちょこっとずつ与えながら目標文型を言わせるのと似ている...と思うのは私だけ?(そう単純でもないでしょうが)