Sunday, June 22, 2008

ほなまたね!

ただいま6月22日(日)アメリカ東部夏時間午前3時43分。あと2時間半ほどで空港へ向かいます。

荷物を送り出した金曜日は魚点さんの手を借りて台所を掃除し、その後Hさんのお寿司屋さんに晩ご飯を食べに行きました。Hさんてばまた全部おごってくれまして...。うれしいやら申し訳ないやら。荷造りと掃除を手伝ってくれた魚点さん、2回もお寿司をおごってくれたHさん。私はいい学生を持ちました (T_T)。

翌土曜日はいよいよアパートを出る日。部屋にあるものはとにかく捨てるものばかり。もう朝からずーっとゴミ出し...。環境に悪いのは重々承知しておりますが、ご勘弁を。で、2時半、アパートを出る直前の部屋がこれ。

右からスーツケース、レスポ(大)、コンピュータバッグ、バックパックでございます。この4つが私と一緒に海を渡ります。全部パンパン(涙)。重量オーバーにならないことを祈ります。

アパートを出た後はホテルに移動。そして友人のNさんと一緒に最後の晩餐としてタイ料理をいただきました。そして、共通の友人・Mさん(Vo./G;赤いシャツの人)のバンドのライブに行きました。このバンドはこのライブで解散(!)ということで、私にとっては最初で最後になってしまいましたが、友人はなんとメジャーデビューをするのです。現在ファーストアルバムをレコーディング中で、9月ごろにはツアーにも出るとか。がんばってほしいものです。

と、まあ、このようになんだか最後の日らしからぬ(?)活動的な一日でした。

大学4年生になった年に休学して、中等教育で日本語を教えるためにアメリカに来たのは十数年前。結局、大学院まで行き、博士号を取り、すばらしい職場で4年も教鞭をとることができました。アメリカ滞在年数は合計で12年です。長いようで短かった12年でした。今日、アメリカを去りますが、正直、あまり実感がないんですよねー。なんたってネットでみんなつながってるし、現在進行中のプロジェクトがけっこうあるしで、結局場所が変わるだけちゃうやろかって思ってしまいます。

なーんてね、ほんまはやっぱりうれしさ半分、寂しさ半分です。

みなさん、お世話になりました。m(_ _)m 京都に遊びに来てくださいね〜。

Friday, June 20, 2008

そして荷物はなくなった

あとちょっとでいよいよ完全帰国です。たった今、引っ越し屋さんが来て、荷物を持って行きました。中19箱、大3箱、Mac G4、フラットモニターの計21箱です。博論を書いたMacは処分できませんでした...。改造したので中身は変わってるし、OSだって違うのに、やっぱり苦楽を共にした仲間なので。ああ、でも正直、京都の実家のどこに置くのでしょうか...。うちにはすでに旧式iMacがあるというのに(涙)。

荷物がなくなった部屋は引っ越して来た当初と同じように、声が響くだだっ広い空間となりました。あー、それにしても実感がわかない。

Wednesday, June 11, 2008

シュポジュニ!

荷造りは人を狂わせます。

最初は日本のドラマを見まくって、荷造りから逃避していた私。もう逃げられなくなった段階で、お隣の国に救いを求めました...。
見にくいですが、韓国の男性アイドルグループ・Super Juniorです(オフィシャルサイト日本オフィシャルサイト)。きっかけは元学生の魚点さんです...。荷造りに疲れていた私は、見てしまいましたよ、Super Juniorのメンバーが出ているバラエティー番組「Full House」を(「荷造り地獄」のポスト参照)。これが面白いのです。そしてPVを見たら、歌はまあアイドルだからおいといて、けっこうダンスが上手。しかも歌のバラエティーがエイトみたいで、すごくポップ(HappinessMiracle)なのから、ロック(Twins (Knock Out)Don't Don)まであって、なかなかよかったわけです。

それから数日、ほぼ毎日Super Juniorのものを見ています(汗)。でもね、13人もいるんですよ...。まだ半分ぐらいしか、顔と名前が一致しない(涙)。エイトレンジャーみたいにそれぞれ色つけてくれと思う今日この頃。

7月に学会発表で釜山に行くんですが、今からSuper Juniorグッズを買うのが楽しみ〜。

荷造り地獄

最初はこんな感じでした。

そしてオフィスから3日がかりで(Dさん、お手伝いおおきに〜)本やらファイルを運び、自宅の本棚の中の物を全部出して、マックとモニターを片付けたら時点でこんな感じ。

本棚2つ、机、ファイルキャビネット、フトンベッド、そしてその他いくつかの収納用家具がなくなった状態がこれ。

そして現状。あ〜、誰か助けてください...。

ほんまにあと10日で荷造りが終わるんやろうか...。
ちなみに現在、中サイズ(本とファイルでいっぱい)が12箱、大サイズ(服、CD、DVDなど)が3箱です。大があと2つぐらいで終わればいいんですが、どうなることやら(T_T)。

荷造りの合間にこういうの見てる場合やないですね...。


Sunday, June 08, 2008

カウントダウン祝い?

いよいよ引っ越しの日が2週間後となりました。そのお祝い(?)で、友達のNさんと、2年生の元学生のHさんの家族が経営している(そしてHさんはそこでバイトしています)お寿司屋さんへ行ってきました。私が住んでいるところからはちょーっと遠いんですが、行く価値あり!なんたって、こんな立派なお寿司とお刺身が出てくるんですよ〜。
これ以外にも、タコとイカとわかめのサラダ、野菜の天ぷら、いかのキュウリ巻き(?)などをいただきました。タコ、イカNGの私ですが、全部たいらげました。めちゃおいしかった〜。

ゆっくり料理を堪能して、「じゃ、お勘定を」と言うと、Hさんは「いいえ。私と母がごちそうします。私たちは先生に何か特別なプレゼントをしたかったから...」と言ってくれたのです。私とNさんはもちろん自分たちが支払うと思ってましたから、ガッツリ食べましたよ...(汗)。それなのに、それなのに〜。Hさんとお母さんの心遣いに感動して、ちょっと涙ぐんでしまいました。

ええ学生、持ったなあ。

Wednesday, June 04, 2008

いつの間にか。

本が出ていた...(本の詳細はここ)。仏様のブログを読んで知りました(汗)。
本といっても別に私がまるまる一冊書いたわけではなく、仏様と共同執筆で1章書いているだけですが、うれしいもんですね (^^;)。私の学生がデータを提供してくれたポッドキャストプロジェクトについての論文です。興味のある方はぜひご一読ください。

Monday, June 02, 2008

学会@マディソン:番外編

マディソンでは学会も楽しみましたが、他のことも楽しみました。ほほほ。

まずアイスクリーム。ウィスコンシン大学の農学部特製のアイスクリームが直営店で売られています。さすが乳牛王国・ウィスコンシン。
そしてキャンパスに近いState Streetでエスニック料理を堪能しました。ここはなぜかインド、ネパール、アフガニスタン、アフリカなどの他ではあまり見られない料理を出すレストランがありまして、なかなか面白かったです。で、地元民(というか、元、そして現UW-M学生)のおすすめのレストランへ行きました。
  
左が金曜日の夜に食べたアフガニスタン料理、右が日曜日に食べたネパール(?)料理です。手前が私(アフガン=なす、ネパール=豆腐)、奥がYさんが注文したもの(どちらも鶏肉)です。どちらも初めて食べる料理でしたが、おいしかったです!特に豆腐のシシカバブのソースがめちゃくちゃおいしかったです。私は味に関してはまったく無知なのでどんな味だったか説明できないのが残念です...(T_T)。

さて、ウィスコンシンと言えばビールですが、なんとキャンパスにビアガーデンが!ここまでとは...。初日にアイスクリームを食べに行ったときに見つけたのですが、すごいです、これ。普通、アメリカの大学は「dry campus」と呼ばれるアルコール禁止のキャンパスがほとんどですが、ここは違う!!!
写真にあるように、キャンパスの北にある湖に面したところにビアガーデンがあり、地元のビールを始め、いろいろなビールが楽しめます。私が行った時には、テントのところでライブバンドの演奏もありました。この大学の院生・Hさんに聞いたところ、飲酒OKの学生はビールを飲みながら勉強するそうです。日本語の会話クラブ(?)もビールありということでした。
こういうの、いいですよね〜。イギリスとドイツの大学に行った時に友達にキャンパス内のパブに連れて行ってもらったんですが、それを思い出しました。

でもやっぱり私はアイスクリーム!

学会@マディソン

学会発表のために、ウィスコンシン州マディソンに来ました。大好きな中西部に行けるので、とても楽しみにしていました。

学会前日の午後の飛行機で出発することになっていたので、空港までシャトルを予約したのですが、ニューヨーク市内の建設現場でクレーンが倒壊するという事故があり、そのせいでシャトルが1時間遅れ!がーん、飛行機に間に合うんやろうか…と気が気じゃなかったんですが、ふたを開けてみると余裕で空港に到着。

発表の内容はYさんと一緒に春学期の2年生クラスで実施したクリティカル・リテラシーの実践です。写真は学会会場の建物。ここに大学の全部の外国語学科が入っているそうです。この建物、なぜかバーミンガム大学の日本語クラスがあった建物を彷彿とさせます。
それはおいといて、発表のこと。日本のドラマをぶっつづけで見ながら原稿を書き、パワポを作り、その横でチャットをするという状態で準備しました。ひーひー言いながら準備したんですが、最初は原稿19ページ、パワポのスライド56枚…。こんなん、20分で発表できるわけないわと、発表前日までとにかく無駄を削りに削って35枚程度にして、発表に挑みました。

発表は怒濤の原稿読み(とほほ)。内容盛りだくさんで、やっぱり25分かかってしまいました。途中、パワポが止まってビビりましたが、何とか発表を終えて質疑応答。出た質問は「クリティカル・リテラシーの活動をする意味は?」「このレベル(2年生2学期目、中級前半)でクリティカル・リテラシーの活動をすることに意味はあるのか(=2年生にはまだ早い?)」などでした。しどろもどろの私を救ってくれたのは、やっぱり「先輩」のYさん。さすがクリティカル・リテラシー道十数年(ですよね?Yさん)。

実は、この日、レセプションの後でW大学のHさんとP大学のMさん、そしてYさんと飲みに行ったんですが、その時、Hさんとちょっとクリティカル・リテラシーについて議論したんですけど、クリティカル・リテラシーに懐疑的なHさんを納得させるような答えができず、なんか情けなくなったのです...。私はやっぱり受け売りを繰り返しているだけで、その理念が身に付いていないのがよーくわかりました。修行不足です。がんばります。

学会2日目の日曜日は、前夜の夜更かしがたたって、ひっじょーに眠かったです...。でも、発表は面白くて、上級へつながる初級での実践など、とても刺激になりました。それから某大学の上級を目指す中国語学習者を対象にやっているプログラムについての話を聞きました。これから日本の留学プログラムで働く私としては、参考になりました。ホスト校と留学先の両方で学生の興味分野(domain)と関連のある中国語学習ができるというすごく画期的なプログラムで、留学生を送り出す大学と留学プログラムとの連携を取ることが大切だと痛感しました。学生の日本語が伸びるいいプログラム作りに貢献できるよう、がんばらなければ。あー、人生の課題、多いなあ、私。