Saturday, March 24, 2007

学会@ボストン

木曜日に学会発表のため、ボストンに行ってきました。経費節約のため、発表当日の早朝、チャイナタウンバスで5時間かけてボストンへ。地下鉄がなかなか来なくて間に合わなかったらどうしようと焦りながら1日が始まりました。

ボストンに着いてホテルに行くと、同じパネルで発表するメンバーが集まって練習していました。練習なしで本番に挑んだのは、私と共同発表者のKazzさんだけでした(汗)。実を言うと、Kazzさんときちんとお会いしたこともなかったんですが、ブログとメールで親交を暖めてきたかいあって、発表は無事終了。

パネルの内容はこれまでの教育・学習理論を批判的に考察し、そこから生まれた理論の実践例というものでした。皆さん、非常に面白い研究をしていらっしゃいます。S大学のKさんのクリティカルリテラシーの実践に特に興味を持ちました。留学生の発話がカタカナで表記されていることを議論の出発点に、カタカナの使われ方を批判的に検証するというプロジェクトの発表で、ご本人はこんな小さいプロジェクトのことを偉そうに発表してもいいのかしらと謙虚におっしゃっていましたが、私たち教師が日常さっと流してしまう点を絶好の学習の機会ととらえるその気の持ちようと言いましょうか、常に物事を批判的に見る目をお持ちのKさんはすごいなあと思いました。この分野に足をつっこんで本当によかったと思います。

発表の後はパネルのまとめ役の仏様による「飲み会」(?)に参加。総勢30名ほどの大所帯で、ボストンのチャイナタウンにあるマレーシア料理の店で舌鼓をうちました。いろいろな人とお話しすることができて、楽しかったです。

翌日金曜日は仏様をガイドにボストンツアー。ボストンは古い町並みを残す努力をしているんでしょうか、Copley Square以外は建物が低めで、茶色いれんがで統一されていました。ちょっと京都を思わせます。



ハーバード付近の日本料理レストランで昼食をとった後、またもや出発ギリギリでバスに乗り込み、一路ニューヨークへ。自宅に着くころにはヘロヘロでしたが、学会は本当に楽しかったです。他の発表が聞けなかったのが残念でしたが...。

次の学会発表は5月です。修行は死ぬまで続きます。

2 comments:

Anonymous said...

お疲れ様でした。
そういえば、ボストン入りしてからはメールをチェックできなかったので、最後のメールを台湾に帰って来てから読みました。
待ち合わせの時間と場所も決めてくださったんですね。全然知りませんでした。まぁ、偶然ロビーで会うことができたのでよかったのですが。
またいつか学会か何かでご一緒できるのを楽しみにしています。

yukki said...

>Kazzさん
メールの件,すみませんでした...。仏様ことSさんに「Kazzさんといつ会って打ち合わせするの?」と聞かれ,「そんなこと,決めてないぞ...」と焦ってギリギリに出したメールです(汗)。こんな私ですが,今後ともよろしくお願いします!