Monday, August 28, 2006

ねぎらい表現

雨です。雨の日は何もしたくなくなります。ま、週末だからといって、いつも出かけているわけではないんですが。

さて、ヒロシさんの人気ブログ「もっと学ぼうニッポン」"「ご苦労様」vs「お疲れ様」 ねぎらい表現"という記事を読みました。文化庁の調査によると、目下には前者、目上には後者を使う人が多いそうです。ヒロシさんはこの考えに疑問を投げかけ、「行為が話し手(上記の2つの表現を言う人)にとって利益になるかどうか」で使い分けるという視点を紹介しています。

以前高校でアメリカ人日本語教師(T先生)と教えていた時、T先生に「ご苦労様とお疲れ様はどう違うの?」と聞かれたことがあります。当時は確か「誰かが自分に何かしてくれたら「ご苦労様」、一緒に何かしたら「お疲れ様」」と答えた記憶があります。今聞かれても、同じように答えると思います。つまり、今も昔も、私には目上か目下かで使い分けるという考えはなくて、文化庁の調査結果はとても新鮮でした。

で、思い出したのが、高校で教えていた頃、学生に「先生、ご苦労様でした」と言われたことです。教師と学生に上下関係があると考えるのは嫌いですが、まあ年齢を考えると教師である私が目上、学生が目下という状況で、学生は「私は日本語を教えてもらった、恩を受けた、だから「ご苦労様」」と言ったようです(表現はT先生が学生に教えました)。その時、私は「学生は先生にねぎらいの言葉はかけない」と言ったのですが、学生が私のことを思う気持ちを、不適切であったにせよ、自分が知っている限りの日本語で表現してくれて、心があったかくなったのを覚えています。

最後に「お疲れ様」で常日頃気になっていることを。仕事が終わり、「お先に失礼します」と帰る人に、「お疲れ様です」という人がいますが、とても気になります。間違っているとは思いませんが、私なら「お疲れ様でした」と言うかな、と。どうでしょうか?

2 comments:

Anonymous said...

あらまー、書かれているのに気が付きませんませんでしたわ。Bloggerからはトラックバックが送れないんでしょうか?そういえば、誰からもBloggerのブログから送られたことはないなぁ。目上・目下は一つの要因ですが、それだけでなくて、「利益になるかどうか」も使い分けにかかわるというつもりでした。・「でした」のほうがしっくりきますけど、帰る人に「お疲れ様です」は違和感ないです、私は。しかし、帰る人が「お疲れ様です」って言って帰っていくのには違和感あります。

yukki said...

>ヒロシさん
Bloggerはトラバをサポートしてないんですよ。スパムが多いからかな。「お疲れさま」に違和感はないですか〜。うーん、私はちょっと違和感あるんですよね。言われたら仕事をしに行く感じがするんですよね。どうしてだろう?