学生にとって難しかったのは「どうやって」の部分のようで、書いてきたものは抽象的なことばかり。例えば、「アニメを見て、ことばを覚えるようにする」「毎日日本の歌を聞く」などです。見るだけ、聞くだけじゃ何にもなりません。「アニメを見るって、何を週に何時間ぐらい見るの?」と、具体的に「どれぐらい」するのかを考えてもらい、できそうな範囲でそれぞれの学生と「やること」リストを作りました。その結果、決まったのは...
- 1週間に1時間アニメを見て、新しいことばや表現のリストを作り、あらすじを書く。
- 1週間に1曲日本の曲を聞いて、新しいことばや表現のリストを作り、曲の内容を短くまとめる。
- 1週間に1回30分、私と会話のセッションを持ち、話す練習をする。そこで出てきた新しいことばや表現のリストを作り、学んだことや感想を書く。
- 1週間に10個、自分の研究分野のことばを英語でリストして、日本語で何と言うか辞書で調べ、それを使って書く。
- 1週間に12個、読めるようになりたい漢字を意味や他の漢字との組み合わせと合わせてリストを作り、それを使って書く。
- 日記を書いて、1週間に1回私と会ってまちがいや文章の流れを直す。
- 1週間に3回ブログにポストする。ポストする前に私と会って、まちがいを直す。
2 comments:
なかなか具体的な目標ができましたね。
僕も毎回コース初日に、一人ずつ日本語学習に関することと、日本での生活に関することの目標・希望を書いてもらいます。目標がはっきりしていれば、終了時(6週間後)にきちんとふりかえることができるので、自己評価をしやすいだろうと思います。
目標を立てて物事に取り組むこと、それを意識しながら日々を過ごすこと、途中で目標を見直しながら現状に合った目標に立て直せるようになることなどなど、「自分なりの学び方」を見つける習慣をつけてくれればと思ってやっています。
だれよりもその習慣が必要なのは、この僕ですけどね。。。
>doiさん
私もその習慣が必要です...。学生のがんばる姿に励まされる毎日です。
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