いよいよ始まりました。何って?夏の6週間上級日本語コースが。初年度ということで、何もかもが未知の世界。恐ろしくもあり、楽しくもあり、複雑な心境です、はい。日本語コース担当は全員で4人で、いつもの3人プラス夏だけの先生。その夏だけの先生っていうのが、なんと私が大学院時代に一緒の大学で教えていたIさんなのです!こんなところで再会するとはね〜。いやはや、世界は狭い!
日本語コースの学生は全部で17人。私がIさんとコンビで担当するクラスは6人で、みんなやる気マンマンの元気の学生です。6週間というのは長いようで短く、あっと言う間に過ぎていくと思います。学生も私も体力勝負。持つかなあ。
日本語コースのカリキュラムは、いろいろな「コンポーネント」が組み合わさってできています。「読み」「書き」「文法」「聞き」「会話」「話し合い」「敬語」「発表」「課外活動」「個人指導」です。アメリカの大学のコースではできないこと、手が行き届かないところなどを考慮して授業を行うことを目標にしています。
コースが始まって数日ですが、すでに私は悩んでいます...。「上級」の学生が必要なことって何なんでしょう?例えば「読み」。上級の「読み」って何だろう?これまでのように予習させて授業で内容理解の確認をして、話し合いをして理解を深めるっていうパターンでは不十分。自律した読み手になるためにはどういうふうに授業をしていけばいいのかなあ。「会話」「敬語」「話し合い」のクラスなんかでも、学生が言いたいことが言える力を伸ばすには、どうしたらいいものか...。これから7月中旬まで、試行錯誤の日々が続きます。
上級経験者の方、ぜひアドバイスをくださーい!
3 comments:
一昨年上級を教えた時には、二人一組でコース・パケットの中から自分が担当したい読解教材を選ばせて、ディスカッションの質問を予め考えて出してもらい、他の学生にもそれについて考えて来てもらいました。ディスカッションの司会も担当の二人がし、教師は学生がつまったところで必要な単語などを黒板にちょこちょこと書いてあげる役をしていました。
教師が考えそうなディスカッションの質問とは少し切り口が違う質問があって新鮮でしたし、ディスカッションも私がリードするよりもずっと活発にしていました。
上級の学生はニーズが全く異なっていることが多いので、個人指導を入れないと不満が爆発することがよくあります。あとはどんなことがしたいか聞いては?
>emmynyaaさん
アドバイスをどうもありがとうございます!最後の週に学生が選んだ読み物で授業をする週があるので、その時にアドバイスに従って学生に全部やってもらおうかなと思っています。
>さとうさん
個人指導、やってますよー。学生の多くは会話が練習したいと言って、毎週自分たちが選んだトピックで話す練習してます。研究のためのインタビューの練習がしたいと言う学生もいて、対応が大変ですが、こちらもいろいろ試しながらやってます。
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