学会発表のために、ウィスコンシン州マディソンに来ました。大好きな中西部に行けるので、とても楽しみにしていました。
学会前日の午後の飛行機で出発することになっていたので、空港までシャトルを予約したのですが、ニューヨーク市内の建設現場でクレーンが倒壊するという事故があり、そのせいでシャトルが1時間遅れ!がーん、飛行機に間に合うんやろうか…と気が気じゃなかったんですが、ふたを開けてみると余裕で空港に到着。
発表の内容はYさんと一緒に春学期の2年生クラスで実施したクリティカル・リテラシーの実践です。写真は学会会場の建物。ここに大学の全部の外国語学科が入っているそうです。この建物、なぜかバーミンガム大学の日本語クラスがあった建物を彷彿とさせます。
それはおいといて、発表のこと。日本のドラマをぶっつづけで見ながら原稿を書き、パワポを作り、その横でチャットをするという状態で準備しました。ひーひー言いながら準備したんですが、最初は原稿19ページ、パワポのスライド56枚…。こんなん、20分で発表できるわけないわと、発表前日までとにかく無駄を削りに削って35枚程度にして、発表に挑みました。
発表は怒濤の原稿読み(とほほ)。内容盛りだくさんで、やっぱり25分かかってしまいました。途中、パワポが止まってビビりましたが、何とか発表を終えて質疑応答。出た質問は「クリティカル・リテラシーの活動をする意味は?」「このレベル(2年生2学期目、中級前半)でクリティカル・リテラシーの活動をすることに意味はあるのか(=2年生にはまだ早い?)」などでした。しどろもどろの私を救ってくれたのは、やっぱり「先輩」のYさん。さすがクリティカル・リテラシー道十数年(ですよね?Yさん)。
実は、この日、レセプションの後でW大学のHさんとP大学のMさん、そしてYさんと飲みに行ったんですが、その時、Hさんとちょっとクリティカル・リテラシーについて議論したんですけど、クリティカル・リテラシーに懐疑的なHさんを納得させるような答えができず、なんか情けなくなったのです...。私はやっぱり受け売りを繰り返しているだけで、その理念が身に付いていないのがよーくわかりました。修行不足です。がんばります。
学会2日目の日曜日は、前夜の夜更かしがたたって、ひっじょーに眠かったです...。でも、発表は面白くて、上級へつながる初級での実践など、とても刺激になりました。それから某大学の上級を目指す中国語学習者を対象にやっているプログラムについての話を聞きました。これから日本の留学プログラムで働く私としては、参考になりました。ホスト校と留学先の両方で学生の興味分野(domain)と関連のある中国語学習ができるというすごく画期的なプログラムで、留学生を送り出す大学と留学プログラムとの連携を取ることが大切だと痛感しました。学生の日本語が伸びるいいプログラム作りに貢献できるよう、がんばらなければ。あー、人生の課題、多いなあ、私。
1 comment:
yukkiさんから教えてもらってること山のようにありますよ!人生持ちつ持たれつ気長に行きましょう!
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