Friday, March 31, 2006

春の陽気

気温が上がり、すっかり春らしくなりました。学生も薄着になってきました。教室の窓から見える光景はすごいです。狭い芝生にビーチ用の椅子を出して、上半身裸で日光浴をする学生、広場にある階段に座って談笑する学生、勉強する学生。冬は寒くて誰も外で時間をすごしませんが、ちょっと暖かくなると「どこにそんなに人間がいたの?」と思うくらい、キャンパスは人であふれます。建物の4階から見ると、狭い所に集まっている人間は黒っぽく見え、ゴキブリを連想させます...。私が卒業したアメリカの大学はだたっ広いキャンパスで、人間が密集するということがなかったんですよね。だから今の狭い大学の景色を見ると、余計に「うわ、ゴキブリ」と思ってしまうのかもしれません...(悪意ないです)。

Thursday, March 30, 2006

誘い

今日、初級クラスで「〜ませんか」「〜ましょう」という、いわゆる勧誘表現を導入・練習しました。勧誘を教える時、私はいつも学生に 「これでナンパできますねー」と言っています。トイレの場所が聞けることや手元にある本が誰のものかわかることは大切ではありますが、大して面白くないんじゃないかと思うんです。でも勧誘は相手に働きかける表現で、初級の中では特に使えるんじゃないでしょうか。

学生がちょっとでも楽しく勉強できればと思って「ナンパできますねー」って言ってるんですが、それが原因なんでしょうか、学生からものすごい質問の嵐。「本当にこうやって誘うの?」「断る時、どんなにイヤな相手でも「いやです」はダメ?」「断られてもどうしても誘いたい時、どうやってプッシュすればいいの?」などなど...。キミたち、そんなにナンパしたいのかね...と苦笑しながら、質問に答えた私。

フォーマルな表現を教えているので、断る時は「すみません、日曜日はちょっと...」という表現を使うように指導していますが、現実世界ではこの断り表現だけでは通用しないんですよね。友達同士ならもっとストレートに言うだろうし、「うーん...」としか言わない場合もあるだろうし。ちなみに私、以前同僚に何だったか忘れましたが、何かに誘われた時、「あ、いやです」って言ってしまい、同僚に「学生には「すみません、〜はちょっと...」って教えてるのに!」と笑われたことがあります。

Wednesday, March 29, 2006

黒ごまポッキー

実家の母が送ってくれた黒ごまポッキーを食べました。同僚にもおすそわけしたんですが、好評でした。

私が子供の時は普通のチョコレートといちごポッキーしかありませんでしたが、今はいろんな種類のがあるんですねえ。こういう凝ったお菓子を見るにつれ、日本のお菓子はすごいなあと思います。素材の組み合わせが豊富だし、味がいいですよね。アメリカのお菓子ってただただ甘くて、たいしてバリエーションがないんですよね〜。ゴムみたいなお菓子もあるし...。

そういえば昔、『バットマン』が好きな男の子の誕生日ケーキが黒一色(クリームが黒かった)で、びっくりしたことがありました。食欲なくしますよね。

Tuesday, March 28, 2006

ブログと著作権

日本語教師をしている友人からメールがありました。「自分のサイトで日本語教材として提供している写真が個人のブログで無断で使われている!」と。教育目的の使用ならまだ目をつぶるが、個人のブログで、しかも自分が撮影したかのように写真が使われているのは気持ちのいいことじゃない...とのこと。そりゃそうでしょう。私だって怒ります。

でもちょっと考えてしまいました。今はGoogleのイメージ検索等で画像が簡単に手に入ります。その安易さが、私たちの著作権に対する意識を薄めていやしないかと。言語教育では特に初級で絵や写真を頻繁に使います。教室内で教育目的で使う分には問題ないでしょうが、学生の自宅学習のためにその教材をオンライン化した場合、そのページをパスワード保護でもしない限り全世界のネットユーザーに公開していることになるわけですから、きちんと著作権を認識して使用料を払うなり、著作権のある画像を使わないなりしないといけないと、強く思います。

人間、安易な方に流れてしまうのが世の常ですが、今のデジタル時代に生きる教師として、デジタル出版物(文字、画像、動画など)の著作権に関するトレーニングは大切でしょうね。

Monday, March 27, 2006

恥ずかしながら今さら

私、一応テクノロジーを使った日本語教育が専門なんですけど、Flashに手を出したことはありませんでした。だって面倒くさそうだったんですもん...。熱しやすく冷めやすい性格と生来の面倒くさがりが災いして、マニュアルを読む気になれないのです。でも一念発起してFlashを勉強してみようと思い、マニュアル片手にFlashで遊んでみました。 本当に基本的なことがわからないもんで、イメージを作って上下に動くアニメーションを作るという作業をしました。これからもっと高度なことができるように、少しずつ勉強したいと思います。

これまでマニュアルを読んでソフトを使う練習をしたことってないんですよねー。いつもぶっつけ本番というか、"trial & error"でやってきました。とにかくメニューを片っ端から試し、ボタンを押しまくり...。失敗作は数知れず。さて、私はFlashをマスターすることができるのか?!乞うご期待(?)。

Sunday, March 26, 2006

仕事しないぞ!

週末仕事しないぞ、と心に決めてがんばった金曜日...。おかげさまで土曜日はうちで仕事をせずにすみました。だからって何をするってワケではないんですが 、やっぱりゆっくりできるっていのはいいなあ。

父が仕事人間で、平日は夜9時ごろ帰宅し、週末もよく出勤します。最近は仕事する時間を短くしているようですが、そのかわり(?)娘の私が仕事人間になってます。ほんま、「蛙の子は蛙」です。

Saturday, March 25, 2006

お好み焼きパーティー

友人が日本に帰国するということで、同僚宅でお好み焼きパーティーをしました。私は野菜切り担当。同僚が用意してくれた野菜をうちに持ち帰り、ひたすら切る、切る、切る...。下手なもんで、1時間以上かかってしまいました。でもキャベツがないとお好みできないんで、がんばりました。

久しぶりのお好み焼きはおいしかったです。ソースを皿の端においてまるでディップのように使っているアメリカ人に、「そんな食べ方はダメ!」と、食べ方指導もしました。やっぱりお好みソース、マヨネーズ、かつお節、青のり、とすべてをお好み焼きの上にのせて食べないといけません。

食事の後はプレステでカラオケ。私は歌える歌がなかったんで歌いませんでしたが、みんな上手なんで聞いていて楽しかったです。ちなみに一番上手なのは帰国する友人。彼女の美声が聞けなくなるかと思うと、残念です。

Friday, March 24, 2006

中間試験

私が教えている日本語のクラスの1つで中間試験がありました。試験を作りながら「もうこんな難しいことがわかるようになったんだ〜」と思いました。ちなみに今学期ゼロから始めた学生は、時間、日付、日常生活について話せるようになりました。

試験は学生がどれだけ授業で学んだかということを測るものですが、それと同時に教師へのフィードバックでもあります。試験の出来具合を見て、「あー、ちゃんと教えられなかったなあ」と思うことしばしば。どうしたら学生がもっとできるようになるんだろう、と採点しながらいつも考えます。

Thursday, March 23, 2006

息つくヒマなし...

休み明けすぐの1週間はハードです。今回は中間試験が二つも重なり、特にハード...。息つく暇もありません。試験作って、授業して、採点して、あっという間に午後8時(涙)。仕事は楽しいから別にいいんですが、することがこうも多いと、何から手をつけてよいものやら困ってしまいます。時間を上手く使えるようになりたいです。

Wednesday, March 22, 2006

授業見学

今日、同僚(といってもかなり先輩)の3年生の授業を見学しました。日本人の宗教観に関する読み物を使った授業だったんですが、もうすばらしいの一言。新出語彙・表現を言い直して説明する練習、それを使ってペアで質問し合う、読み物を読んで内容確認のために準備された質問についてペアで話し合う...という授業展開。授業がそれはそれはスムーズに進んでいって、あっという間に65分が過ぎていきました。私の授業なんていつもブツ切り(汗)。 夏に3年生を教えるんですが、その時は少しでも先輩のように教えられるよう、がんばりたいと思います。また見学に行って勉強させてもらわねば。

Tuesday, March 21, 2006

作文集

今日、1年生のクラスで「作文集」を配りました。これは今学期の初めから2ヶ月ほどかけて書いた作文を集めたものです。「私の好きなX」というテーマで、アイデアを出してアウトラインを考える、下書きを書いてクラスメートにコメントしてもらう、そのコメントをもとに作文を書き直して提出する、という作業をしました。先学期に同僚が2年生のクラスでやっていた手法を教えてもらって実践したんですが、 できあがった作文はなかなかのもの。私だけが読むのはもったいなくて、春休み中に文集にして学生に配りました。自分の作文がきれいにタイプされたものを見て、「本ですね!」と喜んでいる学生を見て、手間でしたが文集にしてよかったと思いました。

作文を書くという課題を課す時、ただ「じゃ、このテーマで書いてください」ということが多いと思うんですが、実際ものを書く時は必ず「書く相手」がいて、「書きたい内容」があって、何かを書くんですよね。今回私のクラスでは「クラスメートに自分が好きなことを知ってもらおう」という名目で、クラスメートを相手に好きなものを紹介するという設定で作文を書きました。今回の活動を通して、話すことと同じように書くことにも相手がいるんだということ、その相手に自分が言いたいことを上手く伝えるにはどうしたらいいのかということを、学生は少しでも考えてくれたようです。下書きと最終原稿にその「考えた結果」が現れていたように思います。

Monday, March 20, 2006

あったかくていいな〜...じゃなくて。

毎年毎年、「今年は暖冬だ。いつもより暖かい」ということを誰かが言っていると思いませんか?そりゃ極寒よりある程度暖かいほうが過ごしやすいですが、これから先のことを考えると、そういいことでもないと思います。

CBSの"60 Minutes"という番組で、アメリカ政府が地球温暖化に関する公式文書の検閲をして、温暖化がそれほど深刻な問題ではないかのように情報をコントロールしているという放送をしていました。政府発表の公式文書は検閲が通っていて当然だと思いますが、科学者が書いた地球温暖化の文書を検閲しているのは、石油会社関係のロビイストである弁護士だそうです(この弁護士はもう政府職をやめたそうですが)。ブッシュ政権はオイルマネーに依存しているので、こういうことになるんでしょうね。

アメリカは京都議定書に署名していますが、批准していません。つまり議定書で決められた温暖化防止政策の実施を拒否しているわけです。今がよけりゃそれでいいって感じでしょうか。安い石油がないと怒り、使い捨てのフォークや紙皿を使うアメリカ人...。みんながそうじゃありませんが、そういう人が多いような気がします。日本の過剰包装もどうかと思いますが。

"60 Minutes"に出演していた科学者は、10年以内に手をうたなければ温暖化を止めることはできないと言っていました。北極の氷がとけてワシントンが水びたしになるにはまだまだ時間がかかるでしょうが、もしそうなった時、ブッシュ政権はどういう評価を受けるんでしょうかね。

Sunday, March 19, 2006

春休み終了カウントダウン

楽しかった春休みも終わりに近づいています。いつもと変わらない土曜日でした。食材を買いに行って、来週の授業の準備をして、テレビを見て...。ごくごくフツーに1日が過ぎていきました。

明日はいよいよ春休み最終日です。一所懸命ダラダラ過ごして、休みを楽しむことにします(笑)。

Saturday, March 18, 2006

誕生日パーティー

今日はSt. Patrick's Dayです。アイルランド系の人々のお祭りの日。そして私の誕生日でもあります。里帰りから帰ってきてメールをチェックすると、友人が私の誕生日を祝う会を開いてくれると連絡が入っていました。場所は焼き肉レストラン。狂牛病も鳥インフルエンザもなんのその、焼き肉食べてきました〜。

集まったのは私を入れて6人。いつも同僚宅で顔をあわせるメンツです。カルビ、牛タン、鶏肉、野菜のホイル焼き...いろいろ注文して、わいわいがやがやと楽しく食事しました。最後のデザートで、誕生日の私にアイスクリームパフェが!しかもろうそくつき。火を吹き消す時に真剣に願い事をしてしまいました。

焼き肉の後は友人の友人のライブへ。洞窟のようなところでライブを楽しんだあと、スタバでコーヒー飲んで帰りました。

友人のおかげで、とっても楽しい誕生日でした。持つべきものは友人です。里帰りと誕生日パーティーで実感しました。

Friday, March 17, 2006

同窓会

シカゴから帰ってきたのが午前5時半だったため、今日はゆっくりめのスケジュール。予定はアウトレットモールへ行って、それから別の友人のところでカレーパーティー。私たちは同年代で同じ学科で勉強していた(2人は現在も勉強中)ため、ちょっとした同窓会です。

アウトレットモールへ行く前に、実は生まれて初めてlottery(アメリカの宝くじ)を買いました。友人と5ドルずつ出しあって、Power BallとHoosier Lottoを買ったんですが、数字を選ぶのがひと苦労。さっさと選ぶ友人を横目に、真剣に考えてしまいました。

アウトレットモールでは靴を探したんですが見つからず、結局あまり買い物せずに終わってしまいました。それから友人のアパートへ行って感動の再会。私の現在のアパートより家具がある、素敵なところでした。おいしいカレーを食べて(ちなみにカレーを作ったのは私をシカゴに連れて行ってくれた友人)、昔話に花を咲かせ、9時ごろ解散。「早く博論書いて卒業せなあかんで〜」と先輩風を吹かせておきました。

里帰り最終日は空港近くのモーテルで過ごしました。何せ帰りの飛行機が朝早かったので、友人にこれ以上迷惑をかけないために空港まで送迎サービスのあるモーテルに泊まることにしたのです。モーテルで荷造りしながら、楽しかった今回の里帰りの思い出にひたりました。

Thursday, March 16, 2006

歓喜

今日は車でシカゴまで行ってきました。片道4時間ほどのドライブです。州間高速道路の風景はずーっとこんな感じで、空と地上の境目がまっすぐ見えます。運転は友人に任せて、ただひたすらのどかな風景を楽しみました。


そして北上すること4時間...昼過ぎにシカゴのダウンタウンに到着。シカゴに来たのだから名物のdeep dish pizzaを食べようということで、友人おすすめの店へ行きました。客が店の中に落書きができる有名な店だったんですが、確かに見渡す限り落書きだらけでした。ペンを持っていたら私も何か書いたことでしょう。でも今回はただひたすらピザを食べました。黄色っぽい生地がとってもおいしかったです。

お腹いっぱいになった後、シカゴ郊外の日系スーパー、モール、そしてチャイナタウンへ行きました。友人はチャイナタウンでライチのスムージーを飲んでいましたが、私はまだピザでお腹がいっぱいで断念。でもせっかく来たのだからと、菓子パンを買いました。1つ1ドルしなくて、ほんと安いです。

そして!!!本日のメインイベント、シカゴブラックホークス (Chicago Blackhawks) の試合を見に、いざユナイテッドセンターへ!相手はコロンバスブルージャケッツ (Columbus Blue Jackets) でした。いつも3階席の一番安いとこで見るんですが、今回は奮発して2階席。弱いチームに嫌気がさしているのか会場には空席が目立っていましたが、来なかったみなさん、残念でした!ブラックホークス、なんと勝ったのです!でもそこはブラックホークス、負けるんじゃないかというヒヤヒヤした試合でした。第1ピリオドに2点入れ、余裕やんと思っていた矢先、第2・3ピリオドに1点ずつ入れられ同点に。せっかく来たのに負けるのか〜と思っていたら、第3ピリオド10分ごろブラックホークスに追加点が!そのまま試合は終わり、3−2で勝ちました。私が見に行った試合で初めて勝った〜(涙)。先着入場者に配られた傘ももらったし、ブラックホークスは勝ったし、ほんといい日でした。

と、上機嫌で帰っていたのに、途中州間高速道路で事故がありその渋滞に巻き込まれてしまいました...。1時間半ほどまったく動かず、結局高速をおろされ、地道で事故現場より南の高速入り口まで行かなくてはいけませんでした。うちに着いたのは午前5時半...。運転しつづけてくれた友人に感謝。

Wednesday, March 15, 2006

うれし懐かし里帰り

待ちに待ったインディアナへの里帰り。朝早い便にしたので、午前10時ごろにはインディアナに着きました。空港で友人の出迎えを受け、いざ買い物ツアーへ(笑)。友人に「フツーの人はここじゃ買い物したいって思わないんだけど...」と言われながら、大型スーパーや大好きだった古着屋を回りました。

約2年ぶりに訪れた「故郷」は、あんまり変わってませんでした。新しい店がいくつかできてちょっと風景が違うところをありましたが、たいていどこを見ても懐かしさがつのるばかり。友人は早く卒業してどこか別のところに行きたいと言っていましたが、それは9年いるからそう思うんですかね...。

Tuesday, March 14, 2006

税金(涙)

アメリカでは税金を申告するシーズンまっただ中。テレビでもH&R Blockなどの税金関係の会社のCMが頻繁に流れています。締め切りは4月中旬。ぎりぎりまで待つ性分ではないし、春休みに入って時間もあるということで、申告しました。

去年は学生と社会人の期間があり、また居住地が2つの州にまたがっていたので、申告方法がちょっと複雑でした。だから税理士さんにお願いして書類を作成してもらったのですが、今年はH&R Blockのオンラインサービスを使って自分でやりました。

結果...連邦政府に600ドル支払わなければいけませんでした(涙)。州のほうは4ドル返ってくるようです。大学院時代から税金を払っていますが、追加分を払ったのは今回が初めてです。毎月1000ドル近く税金を払っているのに、まだ払わなくちゃいけないなんて...(涙)。

毎年税金が返ってくると期待して面倒くさいのに税金申告していたのに〜、とアメリカ人の友人に言うと、「政府に払わなきゃいけない分を今まで貯金できてたでしょ?その利子を貯めることができたんだから、いいじゃん」と言われました。つまり私は政府に無利子でローンを受けていて、そのローンで利子を稼いでいたということ。この友人に言わせたら、税金申告してお金が返ってくるということは、貯金できたかもしれない分を政府に無利子で貸していたことになるわけだから、そんなにいいもんじゃないと。「戻ってくるお金はもともと自分のもんじゃん」。

ああ、確かにそうです。そうなんだけど...。払わなくちゃいけないっていうのはやっぱり悲しいです(T_T)。

Monday, March 13, 2006

満足。

アメリカに住んで約十年。今日初めてアメリカでカラオケに行きました。午後2時から7時まで、友人6人と歌いまくり。最初は「5時間も歌うのか〜」と思っていたのですが、時間はあっという間に過ぎていきました。日本でもこんなに長い時間カラオケをしたことはありません。

私が歌える歌は限られたヘビメタのバラードか、日本で十数年前に流行った歌のみ。今日カラオケに行った友人は全員私より年下。今年初めに見たドラマ『電車男』の中で使われていたC-C-Bの「Romanticが止まらない」という歌を懐かしがって歌ったら、みんなに「何、これ?」と言われてしまいました。1人だけ生まれ年が1年違いの友人がいましたが、わかってくれたのはその人だけです...。ああ、ジェネレーションギャップって悲しい。そして、一世を風靡した米米CLUBの「Funk Fujiyama」を歌ったら、「日本語教師にあるまじき選曲!」と叱責されてしまいました。ま、確かにあの歌詞は外国人をバカにしてますね。

カラオケのあとは、20ドルで食べ放題の寿司屋へ。いくら、トロ、サーモン...。食べ放題っていうと、ここぞとばかりに食べまくってしまう私。今日も例外ではなく、次から次へと注文し、思いっきり食べました。合計8人で行ったので、わいわいとおしゃべりしながら楽しく食べちゃったんですよね〜(と言い訳)。

久しぶりに充実した週末でした。さて、これから予約録画した"Law & Order: Criminal Intent"を見ることにします。

Sunday, March 12, 2006

春休み開始

待ちに待った春休みが始まりました。とはいっても、今日はいつもの土曜日と変わらず。洗濯して、掃除して、のんびりテレビ見て...というふうに過ぎていきました。いつも通り仕事もしました。春休みの1週間後に中間試験があるので、その試験作りをしました。なんか試験マシーンになっている感じです。でもこうやってさっさと仕事を片づけておかないと、里帰りが楽しめませんからね。人生楽ありゃ苦もあるさ。

Saturday, March 11, 2006

子犬

同僚の子犬を初めて見せてもらいました。ゴールデンレトリーバーの子犬です。まだ歩くのもやっとという感じでかわいかったです。でもぶっとい足をしているので、でかくなること請け合い。この同僚はもう一匹飼っているんですが(ミニチュア何とかと言う犬)、そちらのほうは成犬でもとても小さいです。どちらもとてもかわいいです。

犬が飼えていいな〜と思います。いや、私だって飼ってもいいんですけどね。ただね...自分の世話で手一杯なので、犬なんか飼った日には犬に恐ろしいことが起こるのではないかと...。私、植物はたいてい枯らします(汗)。サボテンもダメにしました(滝汗)。こんな私が生き物(人間含む)の世話ができるとは到底思えません。とほほ。

同僚のうちにお邪魔して、犬と遊ばせてもらうことにします。

Friday, March 10, 2006

テレビっ子の私

私はテレビっ子です。日本にいる時はニュースとお笑いしか見ませんが、こちらでは手当たり次第にテレビを見ます。平日は夜9時以降の決まった番組しか見ませんが、休みの日となるともう1日中テレビをつけてます(笑)。

今日、クラスで「見る」「食べる」などの他動詞を導入したので、学生同士で1日のスケジュールをきかせました。するとどうでしょう、テレビを見るという学生は皆無。ま、予想はしてたんですけどね。今の大学で教えるようになって2年弱、普段テレビを見るという学生にお目にかかったことがありません。テレビを持っていないという学生もいます。今の大学は超難関校なので、テレビなんか見てるヒマがあったら勉強しなきゃ、という感じなんでしょう。

「私は毎日テレビを見ます」と言うと、学生から失笑が。でもね、学生諸君、私はテレビを見て英語を勉強しているのです!"Law & Order"シリーズを見ているおかげで、"indictment"(起訴)とか"affidavit"(宣誓供述書)とか法律関係の単語がわかるようになりました。"CSI:"やCourt TVの番組のおかげで、科学捜査の方法とかわかります。え?そんなこと、知らなくても生きていける?確かに。

Thursday, March 09, 2006

場所取り

今朝はちょっと早めに出勤しました。朝7時半ごろ自宅を出て歩いていると、路上駐車した車の中でじーっと座っている人々がいました。「あ、場所取りしてるんや」と思いました。大学の付近の路上駐車エリアはいつもこんな感じです。午前8時から駐車可能になるんですが、それまで車を停めて待っているんですねえ。

私がアメリカで最初に住んだ町は、確か有料駐車場がありませんでした。大学院時代に住んでいた町にはありましたが、目的地よりもちょっと遠くに停めることをいとわなければ、場所取りなんてことはしなくても大丈夫でした。そして大都会の現居住地に来たわけです。場所取りをしている車(人)を見て、最初は「何してるんやろ?」と不思議でした。後で標識を見て納得しましたが。

都会に住むと、こういう所↑が不便なんですよね。ここに来て運転しなくなったので(恐ろしくてできない)、私は場所取りの心配はせずにすんでいます。じーっと8時になるのを待っている車/人の横を「ご苦労さまやなあ。でもアイドリングすんなよ!」と同情と憤慨の気持ちで通って出勤したのでした。

Wednesday, March 08, 2006

でかい声

最近よく思うこと。なぜ私の声は学生10人を合わせた声よりでかいのか。

授業で例文をコーラスしてもらう時、絶対に私の声のほうが大きいのです。今日もそうでした。今日は1年生のクラスで「〜んです/〜んですか」という文型を練習したのですが、学生の声が小さいこと。口頭で状況を与えて、それに「〜んですか」を使って反応する、という練習をしました。まず状況がわからないのと、「〜んですか」の「〜」にくる形をとっさに作ることができない、という2つの要素が重なって、か細い声で「もしかして言わなきゃいけないのはこれ?」みたいな感じでコーラスに参加する学生...。そしてその後、モデルを示す時に教室中に響き渡る私の声...。

学生は中間試験シーズンで疲れていることと思います。その上、「行かなければなりませんよ」というキューから、「行かなければならない」という形を作り、そして「んですか」をくっつけるという難しい作業をしなければならない。大変なんだと理解しつつも、一番よく聞こえるのは私の声というのは悲しすぎます...。学生よ、もっと元気になってくれ〜。

Tuesday, March 07, 2006

ご利益あった?

両親の代理厄除お祓い、そして厄除のお札の効果かわかりませんが、私が「大厄のせいだ〜」と思うにいたった懸案事項が解決しました〜。ああ、これで人生ちょっとはラクになるかも...。うれしいです。

Monday, March 06, 2006

元学生

今の大学で働くようになってしばらくして、大学院時代に教えた元学生から突然メールが来ました。「先生の名前をググったら○○大学で教えているって出てきたからびっくりした。すごいですね」と。びっくりしたのはこっちです。だって私、この学生には嫌われていると思ってましたから。

コース責任者の教授が授業観察に来た日、私のしつこいまちがい訂正にいらだったこの学生は、何と授業の途中でいきなり席を立ち、教室を出ていってしまったのです。私はそのまま授業を続け、教授からは「気にしないように」と励まされ、その後学生は何もなかったかのように授業に来ていていましたが、やっぱり後味が悪かった...。

この「事件」以来、私はまちがい訂正により気をつけるようになりました。クラスメートの前で「下手くそ」だと言わんばかりのしつこい訂正はよっぽどのことがない限りせずに、できるだけ個人的に直したり、他の学生も巻き込んで直したりするようになりました。

今日、その元学生からメールが来ました。某有名大学のとある研究所で働いているそうです。学部時代の専門を活かした職場のようです。メールの最後に"Please keep in touch"(連絡を取り合いましょう)と書いてありました。社交辞令かもしれませんが、それでもうれしかったです。私はこの学生の人生にほんのちょこっとだけ関わっただけですが、それでも覚えていてくれて、こうして連絡をくれる。こういう出会いが、私が「教師」という職業が好きな理由の一つです。

Sunday, March 05, 2006

スーパー カルチャーショック

今日は近所のスーパーへ買い物に行きました。今のアパートの住むようになって2年弱、初めてここのスーパーへ行った時の驚きは今でも忘れられません。

中西部のバカでかいスーパーに慣れきっていた私は、まず通路の狭さに唖然としました。日本のカートの2倍ほどの大きさのカートが2台すれちがえるかどうかぐらいの通路...。大学院時代に行っていたスーパーでは4台ぐらい通れたんじゃないでしょうか。ここのスーパーでは中西部によくいる肥満の人は買い物できないでしょう。

それから"cold room"という冷蔵・冷凍食品専用の部屋の存在。今住んでいるところのスーパーでは、要冷蔵・冷凍のものは、フレンチドアで仕切られた温度が低い倉庫のようなエリアに陳列されています。客はそこに入って商品を探すわけです。中西部にはないシステムで、びっくりしました。「あんな寒いところで一日中仕事している人は冷え性にならんのだろうか」と心配になった私。

たかがスーパー、されどスーパー。いろんなスーパーがあるものです。2年近くたった今はもう勝手知ったるわがスーパーで、通路の狭さにも"cold room"にも慣れました。でもやっぱり中西部のムダに広いスーパー、好きだなあ...。

Saturday, March 04, 2006

雑用の日

金曜日は教える授業がありません。よって雑用の日です。授業がある日はなかなかできないこと、例えば成績の入力をしたり、机の上を整理したりします。そして1日が過ぎてゆく...。

今日も典型的な金曜日でした。成績の入力をしたのですが、成績についてはいつも考えてしまうことがあります。それは「学校で教えていると、日本語ができるかどうか以外の要素が成績に加味される」ということです。どんなに日本語がよくできても、授業に来ない・宿題を提出しない学生は成績が悪くなります。

「成績」って、学生の日本語力の反映では必ずしもないんですよね。「あんなにすらすらと日本語が出てくるのに、Bなのかあ。もったいないなあ」なんてこと、たまにあります。学生の出来不出来に一喜一憂、授業に来ないと心配になる...。気分は「お母さん」です。

Friday, March 03, 2006

寒い〜

雪が降りました...。ああ、寒いはずです。朝の気温はいつもだいたい氷点下0度。私が住んでいるアパートは川のすぐそばで、建物を出るといきなり冷たい風が顔にふきつけてきます。本当に涙が出るぐらい寒いこともしばしば。テキサス在住の友人に寒いとメールしたら、友人のところは華氏93度だと返事が返ってきました。真夏の気温です。アメリカって広いなあ。

Thursday, March 02, 2006

何でも中毒

"Today"という朝の番組で、"Strange Addition"(変わった中毒)という特集の下、セックス中毒の話題を取り上げていました。「朝の番組ですごいことやってるなあ」と思いながら見ました。今も昔もセックス中毒の人はいたのですが、インターネットの普及で問題が深刻化しているそうです。中毒になると、毎晩4〜5時間もネットでポルノを見るとか。"Today"のサイトで関連記事を読んだら、中毒を克服した牧師の話が出ていました...。牧師も人間なんだと思った私。

度が過ぎた趣味というか行動を「中毒」という病気として認識し、治療しようとするのはいいことかもしれません。でもこれがまた度を過ぎて、何でも「中毒」で片づけられてしまうようになったら、どうなるんでしょうね。最近何でも「病気」につなげて考えて、カウンセリングや投薬で処理しようとしていると思うんですが、それでいいんでしょうか。もっと根本から解決する方法ってないんですかねえ。

Wednesday, March 01, 2006

元気な先生、疲れている学生

今日は一年生のクラスで三人も欠席が出てしまいました。試験直後ということもあって、力つきて体調を崩したんでしょうか。どのコースでも中間試験やプロジェクトがあったりして、学生は忙しくしているようです。授業に出てきている学生の顔もなんか疲れているんですよね〜。私のほうがよっぽど元気。ある学生は毎日3時間ぐらいしか寝ていないとのこと。みんな若いから無茶できるんですよね...。

でも学生は疲れたり病気になったら「休む」ことができるんですよね。自分が後で大変なだけで、たいていの場合他の人には迷惑がかかりません。でも教師が体調を崩したら、授業をカバーしてくれる同僚、そして何より学生に迷惑がかかるのです。そう思うとおちおち病気にもなれません。